抹茶マラカス

フォックスキャッチャーの抹茶マラカスのレビュー・感想・評価

フォックスキャッチャー(2014年製作の映画)
3.8
い意味で後味のわるーい映画。
スティーブ・カレル演じるデュポンのどこかおかしいな?という違和感がどんどん大きくなっていき、それが特に母の死後、椅子に座る深さにどんどん現れてくる。承認欲求の増大、といえば簡単だがなかなか簡単に言語化していいのかもわからない。
彼にサポートされるマークも段々とどうかしていき、まともなのは兄のデイヴだけ。
そこに静かな音楽も加わってか、後半は笑顔、笑いが劇中にほぼない印象。それが後味の悪さを更に強くしているのかもしれない。