クレヨンしんちゃん ガチンコ！逆襲のロボとーちゃんの安堵霊タラコフスキーのネタバレレビュー・内容・結末

特撮の後で何やるのかと思ったら前から気になってはいたこの作品だったので試しに見てみた。

普通に見てたらひろしがそのままロボットになったと思うが、その実人格がロボットに映されていただけで、とはいえ序盤の描写の継続ぶりから意識は本物から枝分かれしたものというのがよくわかり、つまり偽物ながら本物という存在になっていて後半からアイデンティティーの問題が浮上してくるのが面白く奥深い。

ピーマンとか腕相撲とか途中のちょっとした描写がクライマックスで効いてくる展開も上手く、最終決戦が五木ひろし（コロッケ）要素含めそれで良いのかって感じではあったけど、年齢とか関係無しにグッと来てしまうこのラストが良かったから許せた。

かの有名なオトナ帝国もそうだけど、クレヨンしんちゃんで感動路線ってどうなのよと思いつつしっかり良い後味は残るから困る。