sensatism

クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃんのsensatismのレビュー・感想・評価

1.0
2020/20

みんな口を揃えて「感動する面白い」っていうから気になってみたら、クレイジー過ぎて全く映画に入り込めなかった

突っ込みどころ多過ぎやろ……。
家父長制を皮肉ってるのか、それとも家父長制が崩れると本来の居場所が無くなるから多少は許してねと伝えたいのか何なのか…。
「家庭から威圧され追い出される父親」を描きたがっていたけど、嘘つかないでよ…。そもそも家庭で関係性を築いていないの誰だよ…。
ちちゆれ同盟はまさにホモソーシャルな社会の縮図のようで吐き気がした…。
もちろん悪として描かれていたけど、悪に至るまでの動機が自分以外の他者(家庭)に求めているようで…。
そして家庭も悪として描かれているようで…。
クレヨンしんちゃんってこんなに価値観アップデートできてないんだっていう発言が多くてイラついた。

五木ひろしロボなんなの????
クレイジーすぎて意味がわからなかった
これ面白いのか??
ここ黒幕との対戦でめちゃ盛り上がるシーンなのに残念すぎる
五木ひろしって…。どの年代に向けた映画だよ…。子供たちは当然知らないだろうし、子供の親世代もそんなに知見ないやろ…。この映画誰が作ってるの?全員高齢者?
寒すぎ、、、

ロボとーちゃんの複雑な心境とコピーの価値について触れられていた点はとても面白かった。
ただ、ロボとーちゃんの視点に重きが置かれすぎて本来のひろしの登場がかなり雑だった気がする。オリジナルとコピーの問題は根深いのでもっと掘り下げて欲しかった。
また別の問題かもしれないけど、母親が再婚して父親が2人いる(もしくはその逆)子供にとって、両者とも自分の親であるのに対して、親からすると子供はただ1人っていう対照的な関係性描いていたのかもしれない。

とにかくギャグが悲しいほど面白くなかった、展開ぐだぐだ、バトルシーン最悪、だったので面白いとは思わなかった。
ジェンダーロールなどの社会問題に下手に手を出すと製作陣のボロが出るので、「家族愛・友情・ギャグ」の3つの核をもっと突き詰めて欲しいなと思います。

(ロボとーちゃんへの灯油シーン、大丈夫なの??
アナルへの異物混入がかなり想起される直接的な描写だと思うけど…。
私は子供がいる訳ではないので子供への影響なんてどうでもいいけど、ゾーニングに問題があるかもしれないと初めてクレヨンしんちゃんを観ていて思った。
今まで「クレヨンしんちゃんvsPTA」の対立構造でPTAが口うるさいみたいなイメージを植え付けられていたけど、今回初めてPTA側の意見がどれだけ現実味を帯びていたか実感。そもそも原作は青年漫画に位置していたし、セックスや薬が普通に登場してきてたし、子供向けコンテンツとしてクレヨンしんちゃんをゴールデンタイムに引っ張ってきたのが間違いだった気がする。)
sensatism

sensatism