つちのこ

イコライザーのつちのこのネタバレレビュー・内容・結末

イコライザー(2014年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

もうすぐ配信されなくなるというから、ちょいちょい名前を聞いていたイコライザーを観ることにした。

えーと、感想としては 「スーパー私刑 (リンチ) 映画?」 という感じだった。

ロシアン マフィアだからって独断と偏見で命を奪ってはダメだし、元 CIA であって現役ではないんだし、なんというか元奥さんにも死んだこと黙ってたとか、色々迷惑な人だと思った。
従業員も巻き込まれてるしホームセンターはぐちゃぐちゃだし。

リアル『シティハンター』的な感じ? と思っていたら、そもそもこの『イコライザー』が『シークレット ハンター』という米ドラマの映画版らしい。

時系列からしたら『シークレット ハンター』も『シティハンター』もほぼ同時期なので、シティハンターがインスパイアされた可能性も低そう。
たまたまそんな 「街のお掃除屋さん」 みたいなものを想起させる事件などがあったのだろうか。


主人公は銃を持ったり車を運転したりしない。
「どこにでもいそう」 だけれども、紳士的で知的な好人物だ。
同僚にも優しく、洞察力もある。
しかし経歴や背景が一切謎の男。

非の打ち所がない、という表現がピッタリくるだろう。
なのにたまに冷徹な顔をして残酷な方法で人を殺す。

こういうのが (特に) 男性には受けそうだなと思って観ていた。男女で評価が分かれそうだ。


人を殺してお咎めなしってのもどうかと思うし、マフィアにも生きる権利や罪を償う権利がある。
勝手にそれを人が裁く権利はないし、「悪」 = 「悪」 という単純な図式ではないのだ。

あと無駄に猟奇的な殺人方法も入っているので (何でこれをひとりで観ることにしたんだろう😳)、ちょっと目を背けながら観た。


元 CIA なら、誰も殺さずにクロエ・グレース・モレッツを逃がしてやることもできたんじゃないのかなー。
友達死んでるし。

個人的に警備員役の人が死んでたら 「サイテーな映画」 と思ったので、死ななくてよかった。
最後、置いてくのどうかなと思うけど。
あの警備員が自分を置いていかなかったから助かったのに。

これが 3 まで続いたことを知ってちょっと驚き。
しかもあらすじが 「SF 映画」 的なノリで書いてあったので、無駄に SF 的に深読みしてしまったけど、完全にハズレていた。

「19 秒で人を殺すことができる」

って、「イコライザー」 というように取り巻く既存の環境を少し変化させて、自分では手を下さず常に 19 秒で謎に相手がバッタバッタ死んでいくのかと思っていたら、何回も直接手を下してました。
しかも 19 秒じゃなかったし。1 回しかその話なかったし。

よう分らん。
これから私は謎を解くために 「イコライザー」 の意味を調べる。