２の案外良い評判を見て、だったらさぞや前作も良かったんだろうと思って見てみましたが、まあまあでした。
ピンチらしいピンチがほとんどなく、常に次の一手を持ってるマッコールはほとんどスーパーマンで、画面上の緊迫感に対して、けっこう安心して見てられるのは良かったです。
完全無欠の正義の味方が悪人を成敗してまわるというストーリーだけに、変な葛藤や考えさせられるテーマなどもなし。
キレの良いアクションだけに集中できるのが、本作最大の長所だと思います。
反面、そういう持ち味の作品のわりに少々長いなとは感じました。
マッコールの正義に説得力を持たせようと、娼婦や同僚とのエピソードを丁寧に描いているんだとは思いますが、ぶっちゃけ無駄な努力という気が…。
どうやったって私刑の側面はぬぐえない話なんだったら、そこの説明は放棄してアクションだけに振り切った方がスッキリしたかなと、個人的には思いました。
まあ、とは言いつつ、身近なものを駆使して大立回りするという点は、お手軽に銃器や便利な道具が手に入るような作品よりはなるほど感あって面白いです。
続編もいずれ見てみようかなっていう気にはなりました。
