ユースケ

オール・ユー・ニード・イズ・キルのユースケのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

エイリアンが人類の戦闘パターンを学習するために作り出したタイムループに巻き込まれたヘタレのトム・クルーズが、死を繰り返しながらエイリアンの戦闘パターンを学習し、いつものトム・クルーズに戻っていく姿を描くタイムループものの傑作。

パワードスーツを着て、まともに歩く事さえできなかった貧弱なトムが、最終的にはゴリゴリに武装したパワードスーツを華麗に使いこなし、エイリアンを皆殺しにする姿は、死んでパターンを覚える死にゲーの感覚に似ていて爽快。

戦場の牝犬(ビッチ)ことリタ・ヴラタスキを演じるエミリー・ブラントのエロマッチョっぷりも必見。繰り返される彼女の死を憂い、全てを悟った表情を見せる哀愁たっぷりのトムもたまりません。

しかし、タイムループを抜けてしまうと、いつ死ぬのかわからなかったトムが、いつもの絶対に死なない無敵のトムに戻ってしまい、盛り上がりに欠けてしまうのが残念。

御都合主義に見えてしまうラストの展開はトムのはにかんだ笑顔で許してあげましょう。