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チョコレートドーナツのflowerのネタバレレビュー・内容・結末

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

ここで話題の映画として
ピックアップされていたし、
スコアも高かったので
気になって観てみました。

結果、、
観て本当に良かった。

1人でいい映画ないかな〜なんて
探していたら、きっと見落としてます。。
このアプリやここの皆様に感謝しつつ、
考えていた以上にメッセージ性が強くて至るシーンで不意を突かれました。

同性愛に偏見がある人は
みれないようなシーンも多少、
でも、ここにいらっしゃる皆様は
そんな方きっとみえませんね(^^)

なんだろう...
とってもあったかい映画でもあり
ものすごく哀しい映画でもある。


マルコの表情は、
ほぼ無表情か笑顔しかないのに
なんて心を揺さぶるんでしょう
表情が豊かってほど
変わるものではないのに
心に強く残ります。


こういう事は今の時代も起きている、
と知る現実があった。

周りで同性愛者はいないけど
偏見というのは、
その人自身を真っ直ぐに見れなくなる
フィルターであると改めて思う。


『母親には勝てない』
肉親というのは強い存在である反面、
それに抗うことも許されないのですね
あまりに残酷で理不尽な現実。


結末は、そのシーンになった途端
まさかと思いましたが
そのまさか、だと分かった瞬間に
涙がボロボロ止まらず。
途中でも自然に
ホロリと泣けるシーンも多々。

大人があれだけ関わっているのに、
人っ子ひとり救えないのか。


友人に、同性愛を持つ子がいるので
後日勧めて観てくれました。

周りが同性愛の人が多い分、
とても共感できた、と。
これが現実なんだ、と
感じてくれたそうです。
他の友人にも勧めてくれるそうなので、
これが多くの人に知っていただけると
私たちの偏見も少しずつ
取り除いていかれるのでは、
そうなっていくといいな、と思います。


劇中歌が話の内容と連動していて
あまりにも切なかった。

子供も育てるということは
尊いことだ、と
素晴らしいことなんだ、と
幸せなことなんだ、と

子を持つ親御さんに是非観てほしい。
お子さんがいなくても、
いま自分が難なく生活ができること自体奇跡なんだと知ってほしい。



将来自分が親になる時、
改めて観てみたいと思う。

チョコレートドーナツ食べたくなる
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