takanoひねもすのたり

ヒューマン・レースのtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

ヒューマン・レース(2013年製作の映画)
2.8
問答無用不条理デスゲーム物。

何故か知らんが見ず知らずの80人の老若男女、ハンディキャップのあるひと、妊婦、ホームレス、神父など様々な人達が突然見知らぬ場所へどーん。
『教室、家、刑務所安全、草に触る、2週遅れる、走るのを止めると死ぬ』という無茶振り。
わたわたしている間に、若い女の子が芝生に踏み出し頭パーン!
大変だ―、走れー、とみんな一斉に走り出す。




………眠かった。

物語のテンポが睡魔を呼ぶパターンw

極限状態になったとき、得手勝手に動くひと、自己保身でガチガチになるひと、状況にライドして楽しみまくるひと、どうせ死ぬなら思いを遂げたいひとな人間模様が展開するものの、怠い。

要所にドラマはあるけど、怠い。弱い。
何だよー、難病の女の子の悲壮なエピの盛り具合は(そしてあの最期……あんまりだ)
戦友が殺されるときの「え?こんなあっさり?」な退場は。あんな盛り盛りな過去エピで友情を醸していたのに。
枕が盛り上げで本編でトーン落ち。
浮かばれないモブ多し。
(下道は数に入れてません)

グラウンドをグルグル回ってるのと同じなので景色があまり変わらない。

そして、何だよ、ラストのあっち側のレースって!!!笑
ラストマッチ、人類vs天○の対決って、どこに持っていくんだよこれ!!!!

ということで、ひたすら眠かったのでした。
頭がきれいにパアンと弾けるのは小気味いい感じですが、ワンパターンなのでもうちょっとどうにか。パイプもどきで黄色シャツの頭を念入りに叩き割るところ、ねちっこさはいいけど、もうちょい見せてくれよー。
そんな感じでした、まる。