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プリズナーズのharuのネタバレレビュー・内容・結末

プリズナーズ(2013年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

パパは娘のためなら何だってしちゃうぞ!

正直ヒュージャックマン版96時間かと侮ってましたが、リーアムニーソンなんか全然マトモですね!むしろラストなんか家族狩り思い出しちゃうというね…

娘アナが友人夫妻の娘ジョイとともに突然失踪。警察はまったく頼りにならないと判断したヒューパパは、怪しすぎるポールダノを拉致って日々拷問。(ポールダノはそもそも配役的に怪しすぎるし、いつも通りの挙動不審なので私も絶対コイツやってるから!って騙された)一方使えない認定された警察ジェイクも負けじと捜査。(やっぱりあんまり好きじゃない)そしてド素人のヒューパパがいちばん最初に真犯人にたどり着いてしまうんだけど、真犯人のメリッサレオのまさかの拳銃サバキと特製ジュース攻撃により、ヒューパパあっさり敗北→落とし穴へGO!そこへジェイクが颯爽と登場→メリッサ殺害、アナ救出(しかも自分も満身創痍)でおいしいとこをすべてかっさらっていきました。(フザケンナ)

サスペンスとしては今流行りの無理などんでん返しとかないし、特製ジュースは反則だと思うけどよくできてると思います。普通にすっきり理解できすぎて繰り返し見たいとは思わないけど。
それよりこの映画の見所は、ヒューパパの拷問ですね。ポールダノは事件関係者ではありましたが、知能が低いのは本当でアナたちの行方をまったく知らなかったし、むしろ彼はアナたちと同じ被害者だったのです。そう考えるとヒューパパは間違った人を拷問しちゃったことになります。(まぁあんだけ思わせ振りなことされちゃしょうがねぇわ)彼の行動は賛否両論ですが、娘を救うためなら手段を選ばない。娘が助かるなら正直他人なんぞはどうなってもかまわないのです。気持ちはわかる。私はできないけど。むしろジョイの両親と同じ行動とりそう。ヒューパパの拷問は止めないけど自分たちはかかわらないという非常にズルい立場。これすごいリアル。自分でやる勇気ないけど誰かがやってくれるなら…って。
なんだか宗教要素が大きく入っているようで、ラストでこれは神と悪魔の闘いであることが判明します。ここでいう神(というかキリスト教信者)がヒューパパで悪魔がメリッサ。神父とメリッサ夫もそうかな。いずれも神の勝利って終わりだと思うので、ヒューパパは最後救われたと思います。神でも悪魔でもないジェイクによって。このへんはよくわからないというか、そこまで興味ない。

普通に楽しめました!
haru

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