おん

プリズナーズのおんのレビュー・感想・評価

プリズナーズ(2013年製作の映画)
4.2
プリズナーズ

娘が行方不明になり、探す父親(ヒュー・ジャックマン)。
一方違った視点から事件を捜索する刑事(ジェイクジレンホール)。
娘を探す熱意はやがて狂気へと変わり、超えてはならない一線を超え始める。


・感想
やっぱりドゥニヴィルヌーブ監督作品は面白い。
緊張感のある絵作りや、人を引き込む脚本だけじゃなくて、裏テーマもしっかり存在していてそれが主張してないバランス感覚が本当に素晴らしいと思った。
ヒュー・ジャックマンもジェイクも素晴らしい演技で、監禁された部屋からわずかに見える表情の絵作りが最高でした。
後ジェイクの髪型と、呂布みたいに垂れ下がる横髪カッコいい。

・印象に残った点
@裏テーマ
全く意識してなかったですが、信仰心vs非信仰心vs宗教観に囚われないものという三大勢力がテーマになっているという解説で驚き。
そういう意味では、コクソンと似てますね。
最終的にはプリズナーズというタイトルが二重にも三重にもかけられ、視聴者にまで問いかけてくるのはよく考えられてるなと思いました。

バイオレンス平気な方には超オススメです。
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