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ジュラシック・ワールドのJAMのレビュー・感想・評価

ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)
4.1
ジュラシックワールドへいざ行かん。

ジュラシックシリーズの元祖とも言えるジュラシックパークを初めて見たのはもう八年も前の事でしょうか。だから全然身に覚えのないはずなんですけれども唯一覚えているシーンがありまして、それは「疾走するTレックスに追いかけられる主人公」という図。本当うろ覚えなんですけれどもね、今度また見てみようと思います。
そんな訳で、ジュラシックワールドですよ。動物園にいるゾウを見るような目で恐竜を見ている、との台詞が作中にて出てくるのですが正にその通り、恐竜鑑賞が一種の娯楽となりそれを用いたテーマパークが今回の舞台です。
ジュラシックワールドに対する主人公格の兄弟のリアクションが見てて楽しかったですね。弟すげぇ楽しそうなんですよ、兄はクールぶってるけど何だかんだで楽しそうなんですよ、もうこれで凄い和む。こちらの視点から最も近いのが彼らの視点なので、この映画に対して感情移入し易く童心に帰らせてくれる案内人のような役割を果たしていました。恐竜スゲー!スゲーデケェー!
このまま兄弟達がジュラッシックワールドを回るという内容でも満足出来そうでしたが、そこはジュラシックワールド、あれよあれよとトラブルが発生し人工の合成恐竜のインドミナスレックスが脱走してしまいます。
インドミナスレックスですよ!
この、何て言うか、響きが禍々しくないですか!?
インドミナスレックスは一貫して悪役だったのが良かったですね、甦った原種とは相容れない(中盤のラプトルは理由がちゃんとあるのでノーカウント)、人工と天然ではやはり一線を画すのでしょうか。
ラプトルはそうですね、ひたすら愛らしく格好良くて...オーウェンとインドミナスレックスへと向かうシーンで惚れましたよもう...。
クレアとオーウェンがくっつくの唐突過ぎないか?との意見がちらほら見かけますが、あんまり気になりませんでしたね。いや、唐突だなぁとは思ってはいましたが恐竜に目がいっちゃって.....元々脈はうっすらとあったみたいだし、吊り橋効果みたいな物だろうと解釈してました。気持ちが盛り上がっちゃったんだろうなぁ、と。お気に入りはジャイロスフィアのシーン、良いですよねああいうの。CG本当に凄いなぁと感嘆の声を挙げたくもなりますよ。
そんな感じで、ぼくらと恐竜の長い一日、ジュラッシックワールドでした。
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