ワイカ

マッドマックス 怒りのデス・ロードのワイカのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

 子供の頃見たMAD MAXの初期作のファン的に、リアルタイムで本作を映画館で見た時は、なんじゃこのヘンテコ映画は⁉︎とコレジャナイ感満載でイマイチ乗れなかったのが正直なところ。このたびはフュリオサを見た後に復習と思って見たら、意外と前回よりは楽しく見れました。

 前回見た時は、全身白塗りの変な人はいっぱい出てくるし、車の前には謎にずっとギター弾いてる人はいるし(核戦争後の食うや食わずやの世界でこんな無駄なことできるとは到底思えない)で、これはMAD MAXの世界観をモチーフにした舞台アートかセルフパロディ?と困惑したものです。MAD MAXってタイトルなのにマックスはなんだか凡庸で存在感もあまりないし、悪役の親玉は気持ち悪いし、アクションはただひたすらトラックが走ってるだけでワケわかんないし。

 しかしフュリオサを見てから見直したら、なるほど、まずこれはMAD MAXの新作のフリをした別の映画で、主人公はそもそもマックスでなくフュリオサなんだと今さら気づきました。アクションも実は意外と面白くて手に汗握りました。

 2回目でやっと楽しめる辺りはやはりアートな映画なんですかね
ワイカ

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