このレビューはネタバレを含みます
MAD MAXを子供の頃ほぼリアルタイムで(と言ってもテレビの洋画劇場とかですが)見た身としては、イマイチ乗れなかった前作。よってフュリオサにも特段の思い入れはなく、今作はあまり期待しないで見たところ、そこそこ楽しめました。
特に中盤のタンクローリーと襲撃グループとの攻防はなかなか見応えありでした。オリジナルなアクションのアイデアがいろいろあって手に汗握りました。
マイティ・ソーの悪役も顔や声がずいぶん違ってて、最初誰かわからなかったほど。ただのマッチョじゃなかったんですね。良い役者さんなんだと再認識。
しかしそれ以外はイマイチ話についていけず。みんな悪者で人相悪いから誰がなんなんだか最初はよく分かりませんでした。序盤をもう一回見直してやっとなんとなく全体像が理解できました。そもそも前作に思い入れがないから集中して見れなかったかも。
序盤によい役で出てきたワイルドスピードの女性警官(エルサ・パタキー)が途中で悪い人になってたように見えたのは気のせい?その辺もサラッと過ぎててあれ?って感じでした。あと途中まで重要な感じだったタンクローリーの警備隊長みたいな人もいなくなり方が中途半端すぎ。
前作と同様に舞台アートみたいな雰囲気が強く、オリジナルのMAD MAXを知る身としては今回もコレジャナイ感が少し残りました。面白いと言えば面白いんですが…