タコさんウィンナー

マッドマックス 怒りのデス・ロードのタコさんウィンナーのレビュー・感想・評価

4.1
圧倒的な世界観を映画という技術を使って描いた衝撃のマッド・アクションムービー!
ストーリーこそめたくそシンプルなので初見時はお話としては微妙な印象でしたが、とにかくヴィジュアルがすごいです。さらに二回目見る前にはあの車とか全部ホンモノ作って撮影してる、などの情報を聞いてからみたため、「めっちゃ映画してるな〜」という印象でした。
行動や世界観でキャラクターや物語りを語る、つまり画で見せるスタイルに徹底しているため、物語で映画を見たい人やこの世界観にハマらない人にはやや退屈に感じるかもしれません。
「画で見せるのが映画」という意味での映画読解力(もちろん映画はそれだけではない)が要求されるのでややオタク向けではあると思います。
また「そんなの知らねえけどこのアクション!世界観!ヒャッハーーー!」という人は映画がどうこうに関わらず楽しめると思います…!

実は日本の2015年興行成績では「ビリギャル」に抜かれていたりと、いかんせん女子高生とかが見に行ってくれる映画ではございませんが、すごいことをやっているのは確かであり、それだけでも見る価値があると思います。