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スリーデイズ・ボディ 彼女がゾンビになるまでの3日間のcoroのレビュー・感想・評価

3.3
闇の中を、脈づいた蘭の花びらがひらひらと舞い落ちていく。花の命は儚いからこそ美しい。そんな言葉でさえおこがましく感じさせてくれる印象的な描写もたまに見せてくれる、グロさすくなめ、ちょっぴり物悲しいゾンビ映画(ちょっと盛り気味)。







以下ネタバレになるかも

自暴自棄な夜、心に不安を抱えたままのサマンサは見知らぬ男と一夜限りの関係を結んでしまう。そこから始まる異変。ゆっくりと朽ちていく肉体。失われゆく理性。ゾンビという概念がないこの無防備な世界で、なんとか症状を抑えようともがく姿はおぞましくも哀しい。彼女がゾンビ化していく3日間が新鮮なだけに、予定調和ともいえるエンディングが惜しい
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