coroさんの映画レビュー・感想・評価

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母の身終い(2012年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

いつもと変わらぬ朝。
いつもと違う母の顔。
残されたわずかな時間が、静かに流れていく… 。

刑務所から出所したばかりの男は、ひとり静かに暮らす母親の元へひとまず身を寄せる。そこから始まる母と息子の噛
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君に泳げ!(2013年製作の映画)

-

あれだけの人に支えてもらいながら、いつまで経っても成長しない主人公にイライラは募るばかり。それに比べて、天才と言われながらも努力を欠かさないライバル役、イ・ジョンソクの笑顔が魅力的。
ふたりのマドンナ
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春香秘伝 The Servant(2010年製作の映画)

2.8

韓国の古典文学を映像化した「春香伝」と妻が見間違えたことから生まれた出会い。
主人公のふたりは美男美女。
前半、艶めかしさの絡み合う濡場の多さにちょっと引いてしまうが、中盤から物語の装いが変わり、何と
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マグノリア(1999年製作の映画)

4.3

過去鑑賞記録

初PTアンダーソン。
ブギーナイツはこの後すぐ

インヒアレント・ヴァイス(2014年製作の映画)

4.3

70年代初期の雰囲気を醸し出す独特の質感。そこに溶け込む最高級の脚本と最高級の役者。
マグノリア同様登場人物全員が個性的で、あっという間に物語に惹きつけられてしまう。心の声を感じ取れる語り部の占い師を
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エコール(2004年製作の映画)

-

ずっと以前に出会っていた作品、だった。マリオン・コティヤールが出演していた事さえ記憶にないほどの相性の悪さ

4デイズ・イン・イラク/カルバラ イラク戦争・奇跡の4日間(2015年製作の映画)

3.3

生きていれば(捕虜になれば)、身代金を請求されるか攻撃の盾に使われる。交渉すれば、解放されるか盾として使われる。捕虜だけでなく時として自国の民間人さえも盾として使う、非人道的で手段を選ばない病みきった>>続きを読む

0cm4(2000年製作の映画)

3.0

抽象的なストーリーだが楽曲が良くPVみたいな作りなので、つい見入ってしまう。
色覚異常である主人公の術前術後の変化は、題名の、0cm4という数字を普通に読み取るのではなく、どう捉えるかによって変わって
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かしこい狗は、吠えずに笑う(2013年製作の映画)

3.4

鍵盤から聴こえてくる
花びらにも涙にもなる音に惑わされ
混ざりあうふたりの爽やかさも
混ざりあえないふたりの血も
似て非なるものだと思っていた
自由を得た犬や鳥やひび割れた鏡面は
物事の表面に現れない
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4ヶ月、3週と2日(2007年製作の映画)

3.9

過去鑑賞記録

他にルーマニア映画と言えばこれしか思い浮かばない。それほど強烈な印象を受けた作品。共産政権下のルーマニアを生きる女子大生の身に起きる1日のとある出来事をリアルに描いた作品。

不倫期限(2010年製作の映画)

3.5

夫の不倫によって揺れ動く幸せな家族の行く末を、邦題が哀れと感じてしまうくらい上品に描かれた作品。

歳の離れた恋人を持つ友人との食事会で、全くと言っていいほど妻にピントを合わすことのないカット。
自宅
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神様なんかくそくらえ(2014年製作の映画)

3.5

スリービルボードの天使ケイレブ・ランドリー・ジョーンズの名に惹かれ鑑賞。

主人公はドラッグに溺れ、それを手に入れるために物乞いや窃盗を繰り返す19歳の少女。同じホームレスの恋人イリヤのことを、俺のこ
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フェーズ7(2008年製作の映画)

3.9

過去鑑賞記録

これもまた狭間で揺れ惑うゾンビ
この類の映画にはない映像美。白と赤のコントラストが美しい

ウォーム・ボディーズ(2013年製作の映画)

3.9

過去鑑賞記録

ジョージAロメロとは両極に位置する作風なのにロメロへのオマージュに満ちていて、死霊のえじきの未来図がこうであればなんて思ったりもした作品。ゾンビ版ロミオとジュリエットのハッピーエンド・
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ヴァイラル(2016年製作の映画)

3.0

大規模なパンデミックの危機に直面しているというのに(予算のかかりそうな)政府や軍隊や医療機関はほぼ登場してこない。突っ込みどころは満載なのに意外と楽しめる、ちょっと上質なゾンビと混じりあえるB級ホラー

サイの季節(2012年製作の映画)

4.0

精なる木。冒涜された詩。偽りの訃報。祈りの荷車。零れ落ちる祈り。背徳の地に眠る墓。過去から逃れようとする主人公を、風が追い越し、水が遡り、闇が夜をも滲ませる。他人の手で汚れた血もいずれ、今は見えない光>>続きを読む

マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.3

仕事に追われ自由な時間を殆ど持てないベンチャー企業の社長を演じるA・ハサウェイが、プリティ・プリンセスで初めて出会ってからもう14年も経つというのに(特にこの分野では)相変わらずキュートで、車内を自転>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.0

いまだにKKKでも存在しているのではないかと思うほど人種差別や白人至上主義の色濃く残る南部の田舎街。そのかたわらでブラックマンデー以来ひっそりと眠り続けていたスリービルボードが、ある事件をきっかけに蘇>>続きを読む

マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

4.7

何度目かのドライブ

消え残った僅かばかりの潜在意識が紡ぎ出す、最果ての夢中夢

ブルーベルベット(1986年製作の映画)

4.4

過去鑑賞記録

ドリームポップさえもナイトメアーな香りのしてくるネオン色のデヴィッド・リンチ。

ダムランド(2002年製作の映画)

2.5

再視聴。オルタナティヴコミック系(今は亡きガロが懐かしい)のヘタウマな絵は好み。しかし、余りにもシュールすぎて何回観ても置いていかれてしまう。
こんなものが脳の片隅にでも存在している事がある意味凄い。

L・DK(2014年製作の映画)

2.5

漫画っぽいなと思っていたら、原作が少女漫画だった。剛力彩芽はアニメっぽい演技をつくっていたとしても拙すぎて実写向きではなかったように思う(ゴメンね)。逆に山崎賢人は主人公がアニメから抜け出して実写を演>>続きを読む

あと1センチの恋(2014年製作の映画)

3.0

もどかしいふたり。ボストンでのワンシーンで不自然に創り出された光に頼る表現主義を揶揄するような台詞も出てくるくらい、自然光のとらえ方が美しい。主人公が最高に幸せで転機となる(はずの)場面で必ず映し出さ>>続きを読む

赤い薔薇ソースの伝説(1992年製作の映画)

3.5

過去鑑賞記録

光と陰ふたつの世界が魔法の料理で結ばれていく、愛の物語。
原作の持つ妖艶さは若干薄めに調理されている。

かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.2

過去鑑賞記録

初めて出会った荻上直子作品。お洒落な料理やお洒落な背景を見ていると、生活感も名もなき毒さえそこにはなくて、まるで天国にでもいるかのように感じさせてくれる作品。
そこにほんの少しの隠し味
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にがくてあまい(2016年製作の映画)

3.2

瑞々しい野菜やレシピを覗いてみたくなる創作料理やお弁当や優しい人々に包まれた主人公の傍にいると、吹き出してしまうほど不味そうなビールでさえ幸せの香りがしてくる。

主人公のちょっぴりガサツだけれど、差
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ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

4.3

年齢は推定12歳。「ツインピークス」のキラー・ボブから名付けられた。ジェームズと出会ったのは07年。当時怪我をしていたところをジェームズに助けられたが、彼もまた傷を負っている事を知る。自分の傷よりもも>>続きを読む

ウォールフラワー(2012年製作の映画)

4.1

瞬きする度、好きになっていく
好きになっていく度
幼い頃の自分を思い起こし
また、瞬きを繰り返す
そして、繰り返される瞬きが
トンネル程の長さにまで達したとき
瞬きもせず
光の射す方へと抜けていく

ゴールデンスランバー(2009年製作の映画)

3.5

過去鑑賞記録

既読後でも充分に楽しめる魅力的なキャスティング。
たいへんよくできました💮

フィッシュストーリー(2009年製作の映画)

3.0

過去鑑賞記録

奇想天外ノストラダムス
リンクとループは伊坂幸太郎の真骨頂。映画はややスピード不足。

重力ピエロ(2009年製作の映画)

3.1

過去鑑賞記録

対峙する倫理観
小日向文世と最強の家族

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