ブタブタ

MONSTERZ モンスターズのブタブタのレビュー・感想・評価

MONSTERZ モンスターズ(2014年製作の映画)
1.5
フィルマークスやTwitterで映画についての皆様のお話しを読んでいると時々映画の内容より素晴らしいんじゃないかと思う文章に出会う事があって以下本作『MONSTERZ』について書いてる方がいたのですが↓この文章に惹かれて鑑賞。

「『アンブレイカブル』のパクリである韓国映画『超能力者』を日本で更にリメイクしたらオリジナルであるシャマランの『アンブレイカブル』の続編『glass』をも予見させる怪作となった」

この文章が全てです。
コピーが重ねられる事により意図とは反してオリジナルに奇形的化学変化を生じさせ思わぬ方向に作品が向かう、稀有な例がある。
『アンブレイカブル』の奇形的リメイクである『MONSTERZ』はそんな作品だと思います。
ただ惜しむらくは全然面白くも何ともないと言う事。

この設定を使えばアクションではなく寧ろカルト作品として質の高いスリラー映画になったんじゃないでしょうか。
しかし脚本が《渡辺雄介》
『ガッチャマン』『進撃の巨人』
でお馴染みの〝 あの〟渡辺雄介。
君塚良一と渡辺雄介はもう映画に関わっちゃダメです。
この時点でダメ映画なのは決定してるのでいくら藤原竜也、山田孝之の両氏の熱演を持ってしてもどうにもなりません。
土台が腐ってるんですから。

「操り男」「死なない男」この2人に明確な目的があって、国家でもこれら異能力者たちの存在を調査研究してて特集機関や対異能力者特殊部隊も登場して...みたいなのが基本にあってこの2人の能力が元で現実世界から幻想の世界へと移行(何言ってるのかよく分かりませんが)みたいな展開ならもっと色んな事になって面白くなったと思うんですが。
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