こもり

未来を花束にしてのこもりのレビュー・感想・評価

未来を花束にして(2015年製作の映画)
3.6
女性参政権獲得のために闘った女性たち 洗濯工場の作業員(24)(キャリー・マリガン)、薬剤師(ヘレナ・ボナム=カーター)、女性参政権運動の顔エメリン・パンクハースト(メリル・ストリープ)の歴史ドラマin英ロンドン、1912年
・何を思ってこの邦題にしたのか謎
・DVやセクハラという概念すら存在しなかった時代に、女性が権利を主張するなんてとんでもないことだった時代に、学もなにもないひとりの労働者が"歩兵"として女性参政権運動に参画する
・活動家として歴史に名を残すのはほんの一握りの人物にすぎないが、その周りには強い意志を持って行動した大勢の歩兵がいたんだ!と胸打たれる半面、夫は理解してくれず、職場では白い目で見られ……主人公があらゆる角度から蹂躙され続けるのがも〜〜〜〜〜つらい。気持ちがしょぼしょぼする。つらい
・エンドロールの、この100年における女性参政権獲得の歩み(🇳🇿ニュージーランド→🇦🇺オーストラリア→🇫🇮フィンランド→...→1928🇬🇧イギリス→...→1945🇯🇵→...→2015🇸🇦サウジアラビア)を見ると物事はきっといい方向に進んでいるはず、100年前よりも今 今よりも100年後の方がいい世の中になっているだろうという漠然とした希望が湧くようなそんなこともないような
・ということで2024衆院選、比較的マシそうな立候補者に投票してきました。投票率が少しでも上がって、わけわからん政治家が少しでも減りますように
映像綺麗 馬 ブランデー 牛乳 大麦の飴 流動食 パン スープ 自由の地への行き方=理性 政治家ロイド・ジョージ エミリー・デイビソン🐎 ゾウの像 女性政治社会連合WSPU ハンスト ヘレナ・ボナム=カーターは当時のイギリス首相で女性参政権運動を弾圧していたハーバート・ヘンリー・アスキス伯爵のひ孫だそう 警察の歩兵(ブレンダン・グリーソン)
suffrage(名)(賛成)投票、選挙権、参政権←suffragette(特に 20 世紀初頭の英国の)参政権拡張論者、(特に女性の)婦人参政権論者
「将来生まれる少女が兄や弟と同じ機会を持てる そんな時代のために闘うのです 女性には自らの運命を決める能力があるのですから 法を破るわけではありません 私たちで法を作るのです ~ 私は奴隷より反逆者になります」、「私の子よ」「法律は俺の味方だ 俺が保護者だ 法に従え」、「私は歩兵 あなたもです」、「窓を割り爆破しないと男は耳を傾けないから 殴られ裏切られた女の最後の手段よ ~ 人類の半分は女よ 止められる? ~ 私たちが勝つわ」