えぇ…何これ…?
さすがに園子温作品とは言えコレはヒドい…。
長谷川博己の振り切った演技は素晴らしいけど、西田敏行と喋るオモチャたちのパートがとにかく荒唐無稽過ぎてついて行けない…。
人形が自分の売られていた店のショーウィンドウをじーっと見ている…って怖すぎるだろ!
あと物語のキーとなるカメのチープな作り物感が半端なく、違和感ありまくり。
初めは本物の小さなカメだったのに、急にディフォルメされて何かのマスコットキャラみたいになられても…。
一応、クリスマスにかけてロマンチックなストーリーにしたかったのかも知れないけど、あまりに観客を置き去りにし過ぎ。
初めてリョウ(長谷川)が人前で歌うシーンはなかなかカタルシスを感じたが、西田敏行が登場してからぜーんぶ台無し。
結局何をしたかったんだ園子温よ!
『全力歯ぎしりレッツゴー♪』をまた聞けたのは唯一嬉しかったシーンだった…(T-T)