人類 vs チンパンジーの天下分け目の決戦、というわけでもない。あ、それは、次の回かな。前哨戦ということなのかな。その前に、前提となる話があるのだ。前回、クスリによって、チンパンジーの知能が飛躍的によくなるわけだが、そのクスリについて。そのクスリというのが、抗生物質のようなものではなく、どうも、ウイルス由来のものであるらしいのだ。たぶん、こういうことかな。最初のは、アルツハイマー治療薬だが、日にちが経つと効き目がなくなってくる。そこで、ウイルスによって、遺伝子まで変更することにしたのだ。でも、シーザーはそうなっているものな。とすると、最初からウイルスが関わっているのだろうか。
とりあえず、そのウイルスは、チンパンジーの知能を向上させるが、人間には猛毒なのだ。チンパンジーが、研究所からぞろぞろと逃げ出したのと同時に、猛毒ウイルスも、外部に漏れだしてしまった。そして、人類は、大激減してしまったのだ。話しはそこからだ。
簡単にあらすじ。
ある日、森の中で、人間とチンパンジーが遭遇する。チンパンジーが騒ぎ出す。なぜなら、森はチンパンジーの領域だからだ。ということで、すごすごと街に引き返す人間たち。
人間が、どうして、危険を冒して森の中に入ったのかというと、電力不足のためである。森の先にダムがあって、ダムの発電システムを復旧させれば、街に電力が供給される、ということだ。おそらく、発電機かなんかの燃料がなくなったのだろう。
どうすんべ、チンパンジーどもを全滅するしかないか、いや、数も多し、すばしこいし。と言っていると、マルコムが、私が交渉に行って来ましょうと、名乗りを上げた。
交渉はうまくいき、ダム修理チームをダムへ送ることができた。
一方、人間信じない派のコバは、街へ潜入。機関銃を撃ちまくっているのを目撃。やっぱ、こいつら、チンパンジーを全滅する腹だ。
急ぎ、森へ帰ると、シーザーと人間たちが、楽しそうにしている。
クソっ、シーザーめ、裏切りやがって。かくなるうえは、ということで、街に行って、機関銃を奪ってくると、その機関銃でシーザーを射殺。火をつけた。
そして、人間が攻撃したぞ、シーザーが、人間に殺された。反撃だ。そうしないと、こっちが、皆殺しにされるぞ、オレについてこい、と叫び、チンパンジー軍団は、街に攻め寄せた。
一方、ダム修理チームは、ダムの修復に成功。だが、なんか、様子がヘン。これは、やばいぞ、ということで、森に身を潜めた。
すると、シーザーが倒れているのを発見。シーザーは死んでいなかった。
さっそく、シーザーを治療するとともに、街へ。
街へ行くと、すでに、チンパンジー軍団が、人間を制圧しつつあった。そこへ、シーザー、登場。(すでに、ほぼ、傷は治っている)
コバ、てめえ、生きていたのか。シーザー、ふっ、コバよ、おまえはいつも詰めが甘いな。コバ、こうなったら、てめえと勝負だ、来い。
ということで、シーザー対コバ。コバは殺される。
これで、平和が訪れたかと思われたが、人間が、無線で援軍を呼んでしまったのだ。
シーザー。もう引き返せない。人間との決戦だ。
コバが反旗を翻したことを知ったシーザー。チンパンジー(エイブと自分たちを呼んでいる)は、人間と同じケダモノあったのか、と嘆くシーザーであった。
まあ、同じ、類人猿というか、実際、ケダモノなんだから、という気もするけど。そんなに卑下しなくても、とも思うけど。