2016/7/28鑑賞(鑑賞メーターより転載)
「悪魔に魂を売った」とまで例えられた伝説のバイオリニスト、ニコロ・パガニーニの一生を(これを観るまで知らなかったが)現代のパガニーニとも言われるというデヴィッド・ギャレットを主役に据えて描く。ただ、なぜそんな破天荒な人生になったかの掘り込みが浅すぎて雰囲気ばかり強調することに終始した感じで、面白味という点でもパガニーニに関する知識を増やせたかという点でも収穫はほぼゼロ。ギャレットも渾身の演奏はさすがという他ないものの、それ以外の演技力はまわりの役者からも酷なほどに浮いている印象があり厳しかった。
