ただのすず

福福荘の福ちゃんのただのすずのレビュー・感想・評価

福福荘の福ちゃん(2014年製作の映画)
2.8
大島美幸がおっちゃん役というのにまんまとのせられて観てまんまと幸せになってしまった。
心の病とかトラウマみたいな重いテーマを扱っているのに、それを丸ごと包んでしまう器の広さ、母性を感じた、大島美幸っていう人そのものの魅力なんだなと思った、正直おっちゃんでもおばちゃんでもどっちでもいい。
脇役も主役に負けておらず濃い!観れば必ず一人はツボに入る人が見つかると思う。私は焼酎の牛乳トマトジュース割りをジョッキに入れて直ちに飲もうと思った。
邦画特有の身内だけが楽しい観客を置いてきぼりのシュールな笑いじゃなく、ちゃんと伝えようとしている脚本だなと思った。福がくる温かい。