ユート

カリフォルニア・ダウンのユートのレビュー・感想・評価

カリフォルニア・ダウン(2015年製作の映画)
3.5
レビューお引越し中。

タイムラインうざかったらしばらくフォロー外してくだちいm(_ _)m


久々の骨太ディザスタームービー!
不謹慎であることを抜きにすると、ディザスタームービーのオープニングにはいくつかセオリーがあり、本作はそのセオリーをしっかりと守られている。

まず、大災害を示唆する現象。
なんらかのスペシャリストである主人公と主人公と親しい関係の人物の登場。
そしてテーマとなる災害の分野に精通した学者。この学者がそのまま主人公であるパターンも多々ある。

これらの要素をテンポよく紹介されることでディザスタームービーのオープニングに集まる期待感が決まる。

その点本作のオープニングはかなり満足のいくものになった。

本作何が嬉しいかってドウェイン・ジョンソンだ。
WWEのゲームをやったことからザ・ロックの存在を知り、その人が「スコーピオンキング」から本格的に俳優活動を開始し本作に至るまで影ながら応援していた。
最初はやっぱりレスラー上がりのため、話題やちょっとしたお祭りごととして盛り上がるだけで、とても演技が上手いと言える役者ではなかった。
そのため、怒鳴るシーンや、持ち前の筋肉を活かしたシーンのばかり目立っていたが、FASTシリーズに出演したあたりから徐々に俳優としての頭角を現し出していた気がした。
しかしFASTシリーズでは周りのスター達に助けられた中での輝きだったが、本作は完全に一人立ち。
ここには怒鳴るだけの俳優ザ・ロックではなく、完全に"主役級"ドウェイン・ジョンソンだった。

見る前に注意しなくてはいけないのは過激な津波のシーンがあること。
やはり日本人であると津波のシーンはキツイものがある。
しかし、決して悪ふざけで描いたわけではなく、その危険さを残酷さを再認識させるためのものが救い。

ラストに飾られる星条旗にアメリカ万歳映画を感じるが、こんな時くらいアメリカ万歳でいいのだ。
ユート

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