同じ土地で40年、判事としてプロフェッショナルであり続けた父親。
「あれだけ功績を残したレーガンだって、人々の記憶に残っているのはアルツハイマーになったということ。そんなふうにはなりたくない。」
数え切れない苦労や喜びがあって、仕事への誇りや街や人々への愛情がある。だからこその想いだったんだろうな。泣ける。
名優ロバート・デュバルの老練な演技は勿論、ヒューマンドラマでもとっても良い味を出すロバート・ダウニー・Jr.。
不器用な父と息子のやりとり、なかなか折り合えないけれどそれぞれの想いにジンとくる。
どれだけ疎遠になっても故郷は故郷。人々も景色も風も優しく感じてしまう。いつのまにか心も穏やかになる。大好きな作品「リバーランズスルーイット」とかにも通ずるような温かさを感じる映画だった。