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フランシス・ハのunkoのレビュー・感想・評価

フランシス・ハ(2012年製作の映画)
2.6
感想としては、なんだか形容しがたい映画だった。
コメディ…?青春…?

学生気分の抜けない27歳のフランシス(グレタガーウィグ)がふらふらして、今後の人生どーすんのというお話。
「イカとクジラ」よりもリアリティがあるので、笑うこともできず迷う。


舞台は主にニューヨークだが、主人公の住所が不定でパリや田舎にも行ったりするし、大学の寮にも住む。
だからといって街並みや文化の印象が映像を通して伝わるかと言われると薄い。そもそも室内での映像が多いのと、モノクロじゃんという点があるかもしれない。
唯一ATM大捜索のシーンでは走り回るので街並みを感じた。


作中では、同棲・結婚・趣向・身体的コンプレックス・貧富・社会的地位といった様々なプレッシャーを段階的に受け入れていくフランシス。
主演のグレタガーウィグも共同脚本とのことなので、似たような葛藤があったのでしょう。


何はともあれ、主人公フランシスは身の振り方を選択し『フランシス・ハ』は完結しました。
あのふにゃふにゃしたオモロ振り付けができるなら、金稼いで、もっと先にいけるはず笑
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