湯林檎

フランシス・ハの湯林檎のレビュー・感想・評価

フランシス・ハ(2012年製作の映画)
3.6
今最も勢いのある映画監督の1人グレタ・ガーウィグが主演&脚本(ノア・バームバックと共作)を手掛けたコメディ。

主人公の痛々しさ、親友と喧嘩、故郷サクラメント…ガーウィグ自身が脚本に参加しているだけあって「レディ・バード」に似ている部分がいくつかあってまるで大人になったレディ・バード(クリスティン)のその後の物語のようにも見えた。(というか今作も「レディ・バード」と同じく半自伝的作品なのかな?)

ガーウィグが監督した2作のうち「レディ・バード」では少女から大人になる過程と親子愛が「ストーリー・オブ・マイライフ」については結婚と女性の幸せがテーマだった。そして今作では大人になってからの友達付き合いと人生設計について考えさせられた。

友達付き合いって学生時代よりも社会人になってからの方が一定の距離感を保つことが難しくなると思う。でもそれは例え昔ほど仲良くできなくともSNSや学校の同窓会とかどこかで繋がっていなれたらいいなとも思えた。
とは言え私がフランシス程の人生経験がないせいかそこまで感情移入できたわけでもないので具体的にこの映画の良さを感じ取ったわけではない。実は映画の根底にもっと奥深いテーマがあるのかもしれない🤔

あと、そもそもの話なんだけどなぜこの映画がモノクロで撮られたのか理由が知りたい。
湯林檎

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