Rosso

人生は、奇跡の詩のRossoのレビュー・感想・評価

人生は、奇跡の詩(2005年製作の映画)
3.3
ライフ・イズ・ビューティフルで度肝を抜かれたのでね、ロベルト・ベニーニ目当てで視聴へ。

本作のアッティリオもライフ・イズ〜のグイドもまあよく喋るんだペラペラと。語彙力引き出し強すぎやろ、そもそもベニーニご本人がそれ系の人なのだろうとさえ思える。そんでもって絶望や驚きを表情で表現するのが人間で一番上手い、言葉では表現しないだけにより際立つね。

2作観てどちらも不条理な戦争が背景にある中で主人公が奔走していましたけど、つまるところこの人が好き!この人を守りたい!という愛情及び利他精神が最強ということかなと。
戦争の影響を受け不条理に潰されてないですもん彼は。

まあ個人的好みだと随所でライフ・イズ・ビューティフルの圧勝ですが、ベニーニの描きたい映画軸の理解には十分参考になった。
彼はこれ系の役しかやらないのかな。猟奇殺人鬼とか無愛想学者とかも観てみたいものよ、だって全く演じている想像がつかないからね。
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