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アントマンのJAMのレビュー・感想・評価

アントマン(2015年製作の映画)
4.2
キャプテンには内緒にしておいてくれ。

安定して楽しめる事に定評のあるマーベルシリーズが送り出す、全長1.5㎝のヒーロー アントマンの第一作目。そして現状、私が単品作品で最も好きなヒーロー映画第一作です。
全体的にライトな感じがとても見やすくて、若干コメディ路線もあったのが個人的な嵌まりに繋がったのかと。内容自体はアイアンマンやキャプテンアメリカなどに較べると遥かに小規模な戦いなんですけどね。動機も駄目な親父であるスコットが娘の理想の父親になる為にヒーローになる決意をするといった物で悪との因縁が別にあるわけではない。けど、その辺りの人間臭さがとても良い。アクションはもう文句なしの迫力で、アリ目線と人間目線が交互に変わったりする演出には笑いを誘われる。迫力満点に戦ってる、けれど1.5㎝。そして、ファルコン.....。ウィンターソルジャーだと凄く格好良かったのになぁ。
不満があるとすれば、あの博士。被害者みたいにしてましたけど、元はと言えば元凶はこの博士なので娘の和解シーンとかも感動も何もなかったんだよなぁ(でも何気にこの博士、マーベルシリーズの恩師役としては珍しく×××××ですよね)。最後の展開も娘の声でみたいな感じでしたがその辺りの伏線はなかったので納得はいかず。
そんな感じで、アントマンでした。

作戦の段階であの馬鹿トリオが出て来るの良かったなぁ。普通の人間が活躍するヒーロー映画好きです。
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