ガブXスカイウォーカー

ドラゴン・コップス 微笑捜査線のガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

3.6
主役は新星ウェン・ジャン。生意気でドジでお調子者の新人刑事。もう一人の主役はジェット・リー(声は池田秀一=赤い彗星のシャア!)。見た目はただのオッサン、格闘技はキレッキレッのベテラン刑事。副業は株の取引きだ。そんな部下たちにやきもきさせられる女上司はミシェル・チェン。この3人が、いや主にウェン・ジャンが誤認逮捕は当たり前、見当違いの推理を展開しながら、「連続セレブが微笑を浮かべたまま死ぬ事件」に挑む。

ウェン・ジャンは超人的アクションでチンピラをボコりまくる。と思ったら、実は全部妄想。ハッと我に返って慌てて逃げだす。一方、ジェット・リーはコリン・チョウ、ウー・ジン、ブルース・リャンを倒してビシッと決める(ただしスタントも併用)。全編ベタベタなギャグをCGとワイヤーアクションでダイナミックに描いていく。

演出や演技は僕にはあわないところもあったけど、数分に一回炸裂するくだらないギャグのアイディアはおかしかった。『ドラゴン・コップス 微笑捜査線』は勢いで突っ走り、事件は強引に解決し、最後まで笑いをふりまく、まるで昔の香港映画のようなノリのポリスコメディアクション映画である(中国映画だけど)。