しゅう

リトル・フォレスト 冬・春のしゅうのレビュー・感想・評価

3.9
「夏・秋」編の続き。

美しさだけで無く、雪国の冬場の雪の厳しさや山村の過疎化と高齢化の問題もしっかり描かれている。

単純に「田舎暮らし=善、都会暮らし=悪」とせずに、(失踪した母親のエピソードを含めて)自分の生き方と生きる場所を自分で選び取る話に着地するのにも納得。

橋本愛、松岡茉優、三浦貴大は素晴らしい役者達で大好きだが、プロ役者の出演を最低限にして殆どを恐らくは地元に住む素人のエキストラ俳優にしたのも良い。「そこで永年暮している生活実感」が端々から伝わって来て、映像に説得力を与えている。
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