めちゃくちゃ鬱映画で全く快方に向かわないしポジティブ要素無し。
「レクイエム・フォー・ドリーム」の破滅まっしぐらとはまた少し違った鬱映画。
「聖なる犯罪者」ヤン・コマサ監督長編(劇映画)デビュー作。ポーランドのアカデミー賞に相当するイーグル賞8部門ノミネート、新人監督賞と編集賞を受賞していた。
人気者のドミニクがあることを周囲にからかわれたのをきっかけに心を閉ざす。現代ならではのネットの怖さ・闇も描きながら鬱を見守ることになる。
きっと似た映画はあると思うが、ここまでひたすら下降悪化を描かれるとさすがに観ているほうも凹む。
いじめ、引きこもり、親の無関心、偽りの家族の姿、ネット依存、闇サイト…
もう凹む要素てんこ盛り。
そんな中でバーチャルの世界が描かれたり、唐突に日本の曲が流れたりと、ちょいちょい面白いんだけど、やはり描かれるのは鬱状態。
終わりかたも現代ならでは。現実にありそうでゾッとする。(似たようなことここ数年であった気がする)
「ログアウト」という邦題、2011年大阪ヨーロッパ映画祭で上映されたみたい。
なんだこの邦題!?と思ったが、最後まで見ると意外と内容的に合っていた。
いろんな意味でうまいこと邦題つけたね
(原題英題直訳はさすがにちょっとね)
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