メイン州の田舎町のプラシッド湖で人が何者かに襲われる事件が発生。保安官のライリーを中心に調査隊が結成され、敵が巨大なワニだと判明するが、ワニは湖に来る者を次々喰らう…というストーリー。
巨大ワニをUMAだと言い張って宣伝した「U.M.A.レイク・プラシッド」の続編です。
ストーリーは巨大ワニの存在を知り保安官のライリーや恋人の環境保護局のケリーやハンター気取りの実業家とその部下と共にワニを追う中、湖に来た若者達が次々食われ、ライリーの息子も地元の若者達とワニに襲われ逃げ惑うというものですが、コメディ入ったB級な内容ながら、ブリジット・フォンダやビル・プルマン等メジャー俳優出ててスタン・ウィンストンがワニの制作に関わってた劇映画の前作と違い、今回はTV映画なのでワニのCGのクオリティは前作と比べるとガクーンと落ちます。アサイラム作品とかと比べるとマシではありますが、出てくるたびにサイズ違ってたり、終盤で水から飛び出してくるシーンも違和感あります。CGだけじゃなくアニマトロニクス使っている所もあります。もうネタが割れてる分、最初の方からワニが現れてバンバン人喰いまくってくれるのは良いですね。腕喰いちぎられたり頭喰いちぎられたり、CG臭さはありますがゴア描写もあります。今回はワニが複数出てきますが、ナイフやナタで刺されたり、グレネードランチャーで爆殺されて呆気なく次々倒されるので見応えのある対決や退治方法はないですね。
前作と同じく、最初の方はワニを生け捕りにしようとしますが、犠牲者が出て速攻で殺す方に切り替えます。
TVMになったからかはわかりませんが、トップレス女子が湖で水浴びしたり、オッパイ出して日光浴したりオッパイサービス描写出てきます。ヒロインとサブヒロインは脱がないけど下着姿で水にもぐったり水着姿披露します。
今回前作のピッカーマン夫人の姉が登場し、またワニに餌付けしています。ピッカーマン夫人は牛で餌付けして人を故意に襲わせたりしなかったけど、お姉さんの方は故意にワニに人喰わせたりしてかなりサイコです。まあ、妹の方もワニが人喰ってるって知っても全然悪びれてないサイコだったけど。ちなみに妹の方は失踪しててどうやら食われたみたい。後、前作の事件都市伝説みたいになってるんですね。
ピッカーマン姉以外はそれほどキャラ立った人いなかったかな。巨大ワニの情報聞きつけてやってきたハンター気取りの嫌味な実業家とこき使われて途中でキレる有能で勇敢な部下アーマッドがいい味出してたかな。前作は主要人物キャラ立っててその掛け合いが面白かっただけに残念ですね。
木の上に避難して居眠りしたバカがワニの上に落ちて「この地面フカフカだ~」と言ったり、ワニにモリ撃ち込むタイミングでセスナ機が前横切ってセスナにモリが当たったりするとぼけた描写はコメディ調の前作のアジを感じさせて良かった。
劇映画だった前作と比べるとTVMになってVFXの質など一気にグレードダウンした感が否めない凡作という感じですね。楽しめないことはないけど、ここからまだ続くとは思わなかったなぁ。