vol.1とvol.2をWOWOWのR-15指定版にて。
観る前は、Vol2のジャケからすっかり登場人物全員のアレな体験記の話だと思ってた。
実際のところは、
ジョーというひとりの女性が自らの性遍歴を振り返る話。
これがまたおもろい！
物語の始まりは道端にボロボロになって行き倒れていたジョーを通りすがりの男セリグマンが助けるところから。
セリグマンの部屋で介抱され(彼女が病院を拒否したため)、話の流れから彼女が過去の性遍歴と人生を振り返り、セリグマンと問答してくという流れ。
大真面目にセックス体験を文学の引用だったり、数列や音楽の話に絡めて問答してくのは可笑しみがあるし、またジョーの性遍歴は破天荒な冒険のようなもので聞いていてとても面白い(途中痛々しい場面はあるけど)
シャルロット・ゲンズブール演じるジョーと、セリグマン演じるステラン・スカルスガルドとの落ち着いたトーンの掛け合いは聴いていて心地のいいリズム。
回想の中、若き日のジョーを演じるステイシー・マーティンの透き通るような美しさ！
そして、主人公による不穏な幕切れのセリフにはもうvol2が気になってしょうがない！
オープニングもエンドロールもデスメタル。
