くま

パワーズ・オブ・テンのくまのレビュー・感想・評価

パワーズ・オブ・テン(1968年製作の映画)
4.0
最近の邦画でこの作品に関連した書籍が登場して流行っているらしく、自分も全く同じタイトルの「X-MEN」のコミックを持っていたことに気づき、鑑賞。コミックの方のタイトルも”テン”と読みますが、ローマ数字で”X”と書いて”テン”と読みます。

ピクニックをする人の姿から銀河の外まで。銀河の外からピクニックをする人の細胞の中まで。
文系なので難しいことは分かりませんが、宇宙のあまりに広い様をじっくり見る事で、人間が如何にちっぽけな存在なのかと考えさせられます。道行く人々はそれぞれの悩みや夢を漠然と抱えて生きていますが、それでも宇宙の大きさに比べれば塵のようなもの。私達の体内で沢山の細胞が働いて生きているように、私達自身も地球にとっての細胞で、地球も太陽系にとっての細胞なのかもしれません。ましてや、この銀河系がさらに大きな細胞の原子なのかもしれない等と考えると、その神秘性に驚かされるばかりです。
この大小の差が、上には上がいて、下には下がいる事を示してくれます。大きくても小さくてもその存在はあって、経済力や学力にだって大小違えどそれに当てはまる人々が存在しています。苦しい事もあると思うけれど、挫けず生きていきましょうね。

2024's 12th

〜スコアの目安〜
★ - :鑑賞途中
★3.0:面白くない
★3.7:まあまあ面白い
★4.0:面白い
★4.3:めちゃ面白い
★5.0:好き
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