自分の感情にうまく言葉をみつけることができないまま劇場をあとにして、帰りの原付運転中に急にこみあげてきて嗚咽してしまって路肩に寄せてしばし呼吸を整えることがある。そういうことは年に1回あるかないか。今作ははじめましてのパオロ・ソレンティーノ監督。自宅鑑賞。何故観ようと思ったのかな。いまドラマ「ROME」を観ているからかも。鑑賞後しばらくして急にこみあげてきてしまって嗚咽がとまらなくなった。まだ感想が書けなくて、というかこのあとも言葉にできそうもないので、観たという記録だけ。
メモ
映像が凄すぎる。本当に驚く。文化人たちの集まり。上品で下品。下品で上品。自虐と諧謔。前衛パフォーマー?へのインタビューで棘のある鋭い質問をするところがなかなか好き(そうですわたしはイヤなヤツです)。美しいローマ。これも記憶のはなし。マザーテレサを彷彿とさせるシスターが膝で階段を歩く。ラストに起こる奇跡。