いのさんの映画レビュー・感想・評価

いの

いの

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

4.1

去年からガンダム作品群をいろいろこっそりひっそり観てきた、けど、画面をただぼーっと眺めていただけでなんもわからんかった、けど、わからんくても画面を眺めていられる自分を自分でえらいぞと褒めてきた、けれど>>続きを読む

undo(1994年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

カメの甲羅にドリルで穴を開けてチェーンを通したのがいけなかったのだろうか。それとも、歯の矯正器具を外したのがいけなかったのだろうか。


こういう言い方は語弊があるのを承知のうえで書いてしまうけれど、
>>続きを読む

荒野の処刑(1975年製作の映画)

4.2

マカロニはどれを正統派とよぶのか、わたしは今でもようわからん。どれも異色のような気がする。みんな違ってみんないい。そして今作もやっぱり異色。マカロニというよりも、70年代アメリカンニューシネマのイタリ>>続きを読む

トラベラー(1974年製作の映画)

3.9

はじめましてではなかったキアロスタミ監督作品


サッカー大好き少年は10歳。母からもセンセイからも既に厄介者認定されちゃってるクソガキくん。どしてもどうしてもどーしても テヘランで行われるサッカーの
>>続きを読む

DARK STAR/H・R・ギーガーの世界(2014年製作の映画)

5.0

ギーガーさんの創り出した闇は、邪悪なものではなかった。それが今回、自分なりに感じたこと。闇は、光のためにあるのでもなかった。闇は、光に差し出すためにあるわけでもない。闇は闇としてそこにある。決して邪悪>>続きを読む

ジャーマン+雨(2006年製作の映画)

3.6

どん詰まり映画というよりも糞詰まり映画。一点突破というよりも、糞点突破(意味不明)。糞尿汲み取り車から漂う強烈な臭いが消えないような映画で、臭いなんて消えるわけねぇ 臭いをなかったことにすんなよコノヤ>>続きを読む

ヒストリー・オブ・バイオレンス(2005年製作の映画)

4.5

長くうねった一本道。この道路が良い。ヴィゴの家庭へ向かう道であり、また、ヴィゴのかつての世界へ向かう道でもある。この道を走ると何かが起こる。片眼がつぶれたエド・ハリスらがフィラデルフィアからやってくる>>続きを読む

ハズバンズ(1970年製作の映画)

4.1

濱口竜介は毎回、『リオ・ブラボー』と『ハズバンズ』を観てから撮影に入るのだという。どうしても観たかった、そしてどうしても観られなかった『ハズバンズ』、やっと観られました!(そのためにU-NEXTに加入>>続きを読む

おろかもの(2019年製作の映画)

3.9

カランコエで花ちゃんはこう言った。「好きになったらしょうがない。恋に性別は関係ないとわたしは思います!」 それがこの映画だったら、「好きになったらしょうがない。恋に既婚/未婚は関係ないとわたしは思い>>続きを読む

(2007年製作の映画)

3.7

『君の名前で僕を呼んで』の前日譚(のような映画)。史上もっとも美しい15歳(自分調べ)、グザヴィエ・ドランを目にすることができるだけでもみる価値あり。フランス語。避暑地。緑と光あふれた場所にやってくる>>続きを読む

怯える(1998年製作の映画)

4.2

古澤健監督は、ドッペルゲンガー(黒沢清監督)の脚本家なんだって! とはいえ、その作品はまだ観てない(だって怖そうなんだもん💦) 今作が1998年制作、ドッペルゲンガーが2002年、観ていないけど何処か>>続きを読む

カランコエの花(2016年製作の映画)

4.0

この短篇映画を観てから既にかなり日を経ているけれども、この映画のことを時々思い出し、考えている。この短篇映画は、企業や自治体等々のLGBT研修で利用されているということだから、観たあと心に留まり続けて>>続きを読む

酔拳2(1994年製作の映画)

4.3

がきんちょの頃からコレみておっきくなった人は、かっぱ酔っぱらったらジャッキーのようにつおくなれると思っちゃうんでしょうね。はい、ここに吞んべぇ誕生。ようこそDrunken Masterの世界へ。>>続きを読む

ある女流作家の罪と罰(2018年製作の映画)

4.1

かつては、そこそこ売れた伝記小説作家、からの転落。が、このおばはんは、素直に転落するようなおばはんではない。ただでは起き上がらない。受領ハ倒ルル所ニ土ヲツカメ、だ。もともとは伝記小説作家だから、大作家>>続きを読む

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.0

覚悟がちゃんとある映画だった。キラキラした毎日を送る者とは真逆の者だからこそ描けるものがある。輝いてない目をした者にしか見えないものがある。マイノリティに属することしかできない者を鼓舞してくれるような>>続きを読む

おばあちゃん女の子(2010年製作の映画)

4.1

横浜聡子の怪作


くっそきたねぇ女性。妊婦はシームレスにおばあちゃんになる。自他ともに認めるおばあちゃんに。そこには一点の迷いもない。


ただの汚ったねぇ女は、なんも考えてないただのおバカな女に見
>>続きを読む

ブータン 山の教室(2019年製作の映画)

3.8

18の瞳。


なんといってもブータンの風景と、そこで生ゐる人々。主人公の青年ウゲンは、ブータンのなかでいちばんの僻地ルナナ村(ひょっとしたら世界でいちばんなのかもしれない)に赴任する。といってもなか
>>続きを読む

スタイルウォーズ(1983年製作の映画)

3.6

ある人は「これは犯罪だ」と言う。ある人は、これを自分自身の生きている証だと考える。わたしは例によって例の如く、なんも知らないのに観に行ってまった。地下深くを目指し、長く長い階段を降りていって描く。やが>>続きを読む

HOKUSAI(2020年製作の映画)

3.3

前半はなかなか良かった。でも、なんと申しましょうか、長くて飽きちゃった。尺が長くても長いとは感じない映画もあるのだから、これは尺の問題というよりですね・・・(以下、略)。脚本も編集も難ありだったのかも>>続きを読む

百日紅 Miss HOKUSAI(2014年製作の映画)

4.1

映画館で観て以来の2度目の観賞。初めて観たとき、これはオトナの映画だと思った。経験がないから枕絵の男の描き方が巧くないんだと、父である鉄蔵(葛飾北斎)に言われて、男娼のお店に入る場面がわたしにとっては>>続きを読む

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.5

こんなフィルムを観た日には思う。(批判を怖れないわけでもないけど言っちゃうw。)アタシは賢い爺が好きだ。しかもダンディ。お洒落で格好いい。この方の知性や才能はきっと誰もが知るところなんでしょうね。知性>>続きを読む

グッド・ストライプス(2015年製作の映画)

4.1

〝結婚しよう〟が決定的なわかれに繋がる映画を今年に入って2作みた。に対して、今作は倦怠期カップルのデキ婚映画。あいみょんは、ハルノヒで♪これからの展開をふたりで 飽きるまで過ごしてみるからね 最低限の>>続きを読む

フェイス/オフ(1997年製作の映画)

3.9

スローモーションの多用、最初はちょっとアレだった。が、しかし。そう思ってたのは冒頭15分くらい。予想もしなかった展開に、スローモーションとかそういうことは全く気にならなくなった。ド派手なアクションも、>>続きを読む

破壊!(1973年製作の映画)

4.1

歯医者でのいきなりのアノ場面に面食らう。なんなんじゃコノ映画は一体w!


1970年代の映画だということがビンビンに伝わってくる。乾いた空気。No親切でNo丁寧、それがいいんだ。説明しすぎない。それ
>>続きを読む

ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

4.3

ショーン・ペン、ティム・ロビンス、ケヴィン・ベーコンの3人が出演、しかも監督はイーストウッド。ということだけでも期待高まる(ここにローレンス・フィッシュバーンが絡むと、ちょっちウザいw)。


子ども
>>続きを読む

イカリエ-XB1(1963年製作の映画)

5.0

ついに観た!ようやっと観られた!『2001年宇宙の旅』の5年前、1963年制作。チェコスロヴァキア産。


モノクロの画がめっっっっちゃCOOOOOL!これはモノクロでなければ!そうでなければ、チープ
>>続きを読む

ファーザー(2020年製作の映画)

4.1

アン女王陛下のお気に入りは・・・なんて映画じゃありませんね。すみませんっ。


上質なサスペンスをみているかのよう。このお話が何処に向かうのかわからない。今、どんなことが目の前で繰り広げられているのか
>>続きを読む

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

3.8

オカンとボクと、時々、オトン〈コロナ禍ver.〉(観たことはない💦)


コロナ禍の今。マスクやマウスシールド、アクリル板が、私と他者を隔てている。アクセルとブレーキ踏み間違えて、取り返すことのできな
>>続きを読む

ポリス・ストーリー 香港国際警察(1985年製作の映画)

4.0

ど派手なアクション!


🚗崖に狭しと立ち並ぶバラック小屋を、駆け下りる車が次々とぶっ壊していく!初っ端からの疾走感すごっっっ!


アクションとコメディとのバランスが見事。3回もケーキを顔にぶつけら
>>続きを読む

戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

5.0

男性しか出ていないのに(男性しか出ていないからこそなのか)、エロティシズムの匂いが充満している。そうか、エロと死とは分かちがたく結びついているものなんだと、あらためてアタシは強く思う。幻想的、なのにこ>>続きを読む

ドランク・モンキー/酔拳(1978年製作の映画)

4.3

ジャッキー3作観て、いったん休憩にするつもりだったのに、何故かまだ観ているというw 


多分、最近3作観たことがちゃんと自分の素地となったのだと思う(自画自賛)、わたしは今作を観ていて(中盤から)ギ
>>続きを読む

肉まんの味(2018年製作の映画)

4.0

菊地健雄監督作品。


タロットカード、不倫、そして肉まん。不倫がどうのこうのじゃなくて(他人が不倫についてどうこう言うのは好きじゃない)、この不倫している男女がかなりアレで。男は、あっっっさっ(=め
>>続きを読む

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

-

はじめましての押井守。春先あたりから、このあたりをうろうろと徘徊していて、ただただうろうろしているだけなんだけど、そろそろ記録を残しておきたい気持ちになりまして。



①イノセンス(BS) 
②ダロ
>>続きを読む

THE DEPTHS(2010年製作の映画)

4.1

東京藝術大学と韓国国立映画アカデミー共同製作作品とのこと。


まず、男娼を演じる石田法嗣の、オム・ファタールぶりに目をうばわれる。冒頭5分くらいのところで、部屋に入ってきた男に、頭をもたれかかるのだ
>>続きを読む

歓待(2010年製作の映画)

3.8

スカイツリーの足元。そこで、その部屋で、どんなことが繰り広げられているか、川岸から双眼鏡で覗くと見える。下町の小さな印刷屋。間口は狭く、奥に長い住居。実に色んな人が、出たり入ったり。意外な一面がみえて>>続きを読む

帰郷プレスリー(2008年製作の映画)

2.8

秋田県十文字を舞台に制作し、あきた十文字映画祭で上映された作品とのこと。監督は柄本佑。監督補は武正晴。十文字駅に、いかにもの白いスーツで男が降り立ったところからおはなしが始まります。1泊2日の物語。挿>>続きを読む

>|