いのさんの映画レビュー・感想・評価

いの

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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

4.0

1973年のピンボール


映画館で予告篇みるたびに最高得点5.0を連打しまくってた。ので、予告篇がアタシのなかでは完璧すぎた。クーパー・ホフマンが笑うとそこにPSHの面影があって泣きたくなった。クー
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バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

アニメは吸いつくような(言い方がヘンですみませんっ)質感で、思わず映像に吸いつけられちゃうし、じっとスクリーンを見つめちゃう。猫型ロボットのソックスはめちゃ可愛いし賢いしわたしの横にもいてほしい。が、>>続きを読む

キック・アス(2010年製作の映画)

4.5

アタシは皆様のレビューを通して次第に察するようになったのです! 皆様が大好きなクロエたんの始まりは今作にあるのだと。しかーし、アタシにとってのクロエたんの始まりは「ヒューゴの不思議な発明」にあるので(>>続きを読む

帰らない日曜日(2021年製作の映画)

3.7

とってもイギリス映画っぽい映画。カズオ・イシグロっぽい(原作はカズオ・イシグロじゃなかったけど💦)

1924年。第一次大戦の傷は癒えない。持てる者たちである上流階級の方々は、失ったものと共に過去のな
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クリーチャー・デザイナーズ ハリウッド特殊効果の魔術師たち(2015年製作の映画)

3.5

怖い映画だと本気で怖がってしまうので、それをなんとか克服したいと思ってる。クリーチャーを制作する方々のお話をうかがえば、これからその方々のこと映画の最中に思い出して怖さを半減することができるんじゃない>>続きを読む

ニューオーダー(2020年製作の映画)

4.5

これは恐怖を煽る映画ではない。これは今まさに起きている現実をあらわしているだけだ。これがもしホラーだとするならば、それはカーツ大佐の “The horror! The horror!” から「!」2つ>>続きを読む

母という名の女(2017年製作の映画)

4.1

朝食時、隣の部屋からきこえてくる喘ぎ声。あの声のせいで、姉は“女”を閉じ込めるべくあのような体型になり、母は“女”を解放したのだろうか。

母という名の女。母という名のモンスター。ミシェル・フランコ監
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或る終焉(2015年製作の映画)

4.5

並べて比較するのはきっと妥当ではなく、内容も全然違うのだけれど、鑑賞後感はダルデンヌ兄弟監督作品の「息子のまなざし」に近い。心の中にずっと残る。そういえばあの映画も劇判とかなかったな。あの映画を観たと>>続きを読む

父の秘密(2012年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

キャメラはじっと動かず構えている。じっと動かずクリアな視線で登場人物たちをみつめている。それがとても印象的だった。

いじめの話があると知っていたら観なかったかもしれない。いじめの話は観るだけで過呼吸
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.3

ぜってぇ騙されねぇぞと、何故か売られてもいない喧嘩をひとりで勝手に買った気分で映画館に出掛けw、途中までは勝手に頑張って喧嘩を買っていましたが(わたしが喧嘩を売っていたのかも)、いつの間にかわたしの気>>続きを読む

こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.8

オンライン試写で観させていただいたからには、なにか書かないと。って思うのだけれど、何て書いたらいいのかすごく困ってる。というのは、今、心のうちに渦を巻いている自分の感情に、どのような言葉をつけたらよい>>続きを読む

LETO -レト-(2018年製作の映画)

3.8

レニングラード1980年代前半
ということは、ソ連のアフガニスタン侵攻はまだ終わっておらず(兵役のための検査のような場面もあった)、そしてペレストロイカ以前という時期にあたる。西側諸国の文化はこっそり
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はい、泳げません(2022年製作の映画)

3.8

(的外れなことばかり書いてます)
ほのぼの&お気楽にクスっと笑える映画かと思うてたら違ってました。深い喪失からどう立ち直るのか、というよりもむしろ、深い喪失をそのまま受け入れることができるようになるま
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マッドマックス 怒りのデス・ロード ブラック&クロームエディション(2015年製作の映画)

5.0

What a lovely day!


もうなんと書いたら良いのかわからない。うまく言葉にできない。



初観賞は映画館。あの巨大砂嵐に見惚れた。砂塵の美しさ。
購入しちゃったからこれから何回も観
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

5.0

What a lovely day!


フィルマを始めたのは2016年11月で、フィルマを通してこの映画のこと知りました。初観賞は2017年1月。それほどたくさん映画を観てきたわけではないけど、この
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マッドマックス/サンダードーム(1985年製作の映画)

3.8

核爆発後の世界。能面みたいなの背負ってる人いたり、背中に浮世絵みたいな入れ墨してる人いたり、やっぱりヘン。 石油はなくてメタンガス。途中まではマッドマックスだったと思うんだけど、中盤以降(伝承物語にも>>続きを読む

マッドマックス2(1981年製作の映画)

4.3

これは何回でもいけます(多分)!
乾いた大地で。心の内側も外側も全てが荒野で。本当に凄いな。撮影もなにもかも、尊敬しかない。尊敬って言葉はこういう時に使うもんなんだな。あの子どもは、ひと言も言葉を発し
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マッドマックス(1979年製作の映画)

3.8

教養を身に着けるべく初観賞。
これが始まりだったのかー。其処此処に、その後の『怒りのデスロード』へと繋がっていく気配のようなものをみつけて勝手にうれしくなる。悪漢たちには頭おかしいんじゃないの?とあき
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フェルナンド・ボテロ 豊満な人生(2018年製作の映画)

3.7

フェルナンド・ボテロ。存命の方のうちで世界で最も有名な芸術家、ということのようですが、恥ずかしながら初知り。“ボテリズム”というのでしょうか、彼の描く人も物も膨張していて、いっかいみたら忘れられない作>>続きを読む

ロスバンド(2018年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

自分に正直に。というのもテーマのなかのひとつだと思うから、わたしも自分の気持ちに正直に。世評は良いのに、どうしてかアタシには合わなかった。こういうとき、自分はどっかが欠落してるんだなやはり、という気持>>続きを読む

インフル病みのペトロフ家(2021年製作の映画)

4.1

なにがなんだかさっぱりわからなかったけど、でも凄いものを今アタシは観ているんだという確かな実感はあり。インフル病みではなかったものの仕事病みのアタシにとっては、これが現実なのか妄想なのか批判なのか主人>>続きを読む

湖のランスロ(1974年製作の映画)

-

甲冑のこすれる音、馬の駆ける音、バグパイプのように響く縦笛。とにかく音が生々しい。湿った林の上でのリアルな音。「たぶん悪魔が」のバスの中でも展開された、一人一文の積み重ねによる台詞は舞台劇のよう。監督>>続きを読む

たぶん悪魔が(1977年製作の映画)

-

「たぶん悪魔が」という台詞があって、ちょっとうれしい。青年シャルルの美しさは、シャラメ君のようでもあり、シアーシャ・ローナンのようでもあり、そのふたりを足して2で割ったような、とにかく並々ならぬ美しさ>>続きを読む

ダイナソーJr./フリークシーン(2020年製作の映画)

3.8

この日の劇場はいつもと違っていた。まず客層がいつもと違う。そしてはじまる前からなんだかあぢぃ。気合い入りまくり感ありありw。開演前からコーフン漂う。いつもなら誰ひとり喋らないような開幕前の劇場は、今夜>>続きを読む

ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

4.5

“Do you copy?”

繰り返し発せられるその言葉に、応答はあるのか。


スペースデブリの怖さ。宇宙空間に投げ出されたふたり。ひとりとひとり。ひとりでもふたりで、でもふたりでもひとり。宇宙と
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フルートベール駅で(2013年製作の映画)

4.2

2009年元旦、フルートベール駅で。この映画は携帯での実録映像から始まる。事実の重さ。いきなりの先制パンチにガツンとやられる。そこから話は1日前、2008年の大晦日に戻る。結末がわかっているからこそ、>>続きを読む

ドレフェス事件(1899年製作の映画)

-

“L'affaire”
ザ・事件
この言葉=ドレフェス事件 を表すこともあるそうです。


ジョルジュ・メリエスによる「ドレフェス事件」。 事件発生からまだそれほど時間が経過していない1899年制作。
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オフィサー・アンド・スパイ(2019年製作の映画)

3.8

世界史コンプレックスを抱えておる。こんなアタシでも、ドレフュス事件という名称は知っておる。今回は、映画として楽しむということよりも、お勉強として観賞。「実話に基づく」というクレジットが最初に出たから、>>続きを読む

グレムリン2/新種誕生(1990年製作の映画)

-

アタシはえらいのでw観る前からわかっちゃってました。今回も絶対に水に濡れるぞって笑。やりたい放題やるぞって笑。したらやっぱりそうなりましたw。今作ではギズモとグレムリンの顔アップ増し増し。トランプタワ>>続きを読む

グレムリン(1984年製作の映画)

-

グーニーズとグレムリンをごっちゃにしていたけど、これでようやく違いを理解(タイトルが「グ」から始まるというだけだった💦)グレムリンとクレムリンが違うこともようやく理解。グレムリンは小悪魔の意。そしてぶ>>続きを読む

グーニーズ(1985年製作の映画)

3.8

冒頭の活劇は、ラピュタのドーラ&ボンクラ息子みたいで、最初からテンション上がる。これはローティーンの頃に観たら、今よりも遥かに幸福な出会いとなっただろうな。家の庭もそうだけど、手作り仕掛けの楽しさが全>>続きを読む

パリ13区(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

『ディーパンの闘い』で、高層団地を舞台に移民をめぐる抗争を描いたジャック・オディアール。パリ13区は、高層住宅が連なる再開発地区で、アジア系移民も多く暮らす場所らしい。今作では高層住宅&移民を下地とし>>続きを読む

見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリントの世界(2019年製作の映画)

-

このドキュメンタリーの柱は2本

①ひとつは、世にあまり知られていない女性画家(ここではあえて、“女性”という言葉を入れなければならない)の軌跡を紹介すること。②もうひとつは、なぜ美術史は書き換えられ
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王女メディア(1969年製作の映画)

3.6

テオレマめっちゃ面白かったから今作もいけると思い込んで意気込んで参戦したものの、感覚だけで乗り切ることはできなかったの完敗です。じぶんあたま弱すぎ。ウトウト率推定35%。台詞はあるときにはあるんだけど>>続きを読む

テオレマ 4Kスキャン版(1968年製作の映画)

4.5

暗喩とか隠喩とか歴史的背景とか宗教とか込められた意味とか、そういうの全然わかんないけど、素直に面白いとわたしは思う。ヘンすぎちゃって、もしかしたらこれは喜劇かもと、途中で笑っちゃった(もしも不謹慎だっ>>続きを読む

犬王(2021年製作の映画)

3.8

三種の神器、そのうちのひとつは見つからない。海底に沈んだ草薙の剣を引き上げたところから物語は始まる。


今年に入ってから、アニメ『平家物語』と出会い、その原作:古川日出男訳『平家物語』を数ヶ月かかっ
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