上海十月

十手舞の上海十月のレビュー・感想・評価

十手舞(1986年製作の映画)
1.3
公開当時五社英雄作品だったので行こうかどうか迷っていたが石原真理子のリボンくるくるの予告編を見ながらこれはやめとこうと直感した作品。なので今の今まで見たことがなかったんですが見てみると奇妙奇天烈な作品で竹中直人のブルースリーモノマネと夏木マリの肌露出合戦となり石原真理子がとても主役と思えない作品に仕上がっている。春日太一著「鬼才五社英雄」の中では、夏木マリと石原真理子のラストの凄まじい対決が脚本に描かれており、実際は、全くなんだかあやふやな対決で終わってしまい、それを見に行った人の気持ちは、如何許りか!五社英雄は、休めなかった監督だったために、このような作品を作ってしまい、より評価を落としてしまったかもしれない。石原真理子は当時、玉置浩二と付き合っていたため玉置自宅で骨折したと言う事件もあり、かなり女優業としてやる気がなかったんではないかと思います。その当時はバブル全盛だったんで映画は、作れても映画館には、本当に人がいなかったと想像すると、こういった作品を公開していた映画会社も、やはり問題があった思わざるを得ない作品でしたね。竹中直人とみうらじゅんの副音声で見てみたい。
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