十手舞の作品情報・感想・評価

十手舞1986年製作の映画)

製作国:

上映時間:116分

2.8

「十手舞」に投稿された感想・評価

石原真理子さんは今何してるのでしょうね。
未DVD化作品なので昔TV(フジのゴールデン洋画劇場)で見た記憶を頼りに。
新体操と殺陣とミックスしたって一種の「ガン=カタ」みたいなモン(?)で石原真理子演じる主人公はリボンクルクル回しながら戦う...って実際には石原真理子はオープニングや場面転換の時にまるでアニメのアイキャッチみたいに突然派手な着物で登場してリボンクルクル踊りするだけでアクションシーンその他あんまり活躍した印象はありません。

映画秘宝のムック「アイドル映画」にこの映画の記事が掲載されているのですが、五社英雄監督は石原真理子さんの取り扱いに大変苦労したみたいで。
制作記者会見では石原真理子さんの太眉に男気を感じていたのか「この作品の主人公はギリシャ神話の両性具有の英雄の様な性を超越した存在でありこの役を演じられるのは石原真理子君をおいて他にない!」と石原真理子さんをベタ褒めしてたにも関わらず、当の石原真理子さんは「脱ぐ」事に異常に拒否反応を示していて、足首さえ出す事を拒否したとか。

そのせいでマトモなアクションなど撮れる筈がなく現場でどんどん出番を削られたそうです。
 「彼女(石原真理子)にはもっと他にも適した仕事があると思うんですが」と後に五社はインタビューに答えていたみたいで。
五社英雄監督と言えば『陽気楼』『吉原炎上』そして『鬼龍院花子の生涯』など、人間の情念と色と欲、そしてそんな世界に生きるエネルギッシュな人々の生き様死に様を描く監督さんでその作品世界から言ったら石原真理子さんは素人目にも合わなかった気がします。

竹中直人さんが悪役の同心「地獄の旦那」役で出てるのですがその芝居が完全にブルースリーのモノマネでアクションになると急に「アチョ~ゥ!!」「ホゥアラ~!」などと始まってしまって新体操リボンでクルクル踊る石原真理子&ブルースリーの竹中直人が時代劇のセットの中で同時に存在する異様なシュール過ぎる「絵」が出現します。

とはいえ五社英雄監督は石原真理子さんの事を「女の腐った様な女」と評した様に出番は削られ悪役の竹中直人・夏木マリの両氏ばっかり出番が多い、何だかよく分からない作品になってます。

当時『笑っていいとも』に竹中直人さんがゲストで出て『十手舞』の撮影裏話をしてたんですが、石原真理子がもうてんでお話しにならなくて五社英雄監督の熱血演出にも「え~私そんな事出来ませ~ん(^ω^)」とか終始そんな調子で竹中直人演じる地獄の旦那を殺すシーンは迫力を出す為本物のドスを使ったらしいのですが、石原真理子は「怖~い(^ω^)」とか言っててへっぴり腰で目をつぶって「えーい(^ω^)」と刺した為、刺す所にちゃんと刺す為のクッションみたいな物を入れていたのですがそこでなく本当に竹中直人氏の「皮膚」をプスッ...と刺してしまい
石原「あーごめんなさーい(^ω^)」
竹中「テメー!本当に殺す気かー!!(゚血゚#)」
と、「畜生あの女冗談じゃねえ!」とタモリさんに語っていました。
石原真理さんと夏木マリさんが踊る謎時代劇。シナリオ設定、演出、セットのいずれもB級映画クオリティで苦笑い。いや、初めからこれを「B級映画」として観れば楽しめたのかもしれない。

一番笑ったのが竹中直人演じる悪役ブルース・リーの様な謎キャラ。これ笑わずに観られた人いるんですかね。それとちょいちょいブッ込んでくる夏木マリさんと石原真理さんの謎の一人踊りシーン。理解しようとしてはいけません。考えるな、感じろ。

そういえば高田純次もチョイ役で出てくるのですが、完全に笑い取りに来てるなと確信しました。

よほど予算がなかったのか、 私個人が知る限りの五社映画とはかけ離れた安っぽさが爆発してます。

そういう意味では五社作品としては貴重な「B級映画」であり、そのチャレンジ (したのかどうかは不明) 精神は評価できます(擁護必死)。

総論として最後にもう一度言いますね。

「考えるな、感じろ」(・∀・)
巨峰

巨峰の感想・評価

2.3
裏十手という設定はもっと面白くなりそうなんだけどw

当時からスキャンダルまみれのプロ意識にかけた主演女優と
不思議な新体操のリボンが舞う変な時代劇でした。
鎌谷

鎌谷の感想・評価

3.3
初レビューに近い(笑)本作はVHSオンリーですからね…ネット駆使してゲットしてしまった(苦笑)
前作『薄化粧』とうって変わって、五社監督お得意(?)の女同士のバトル時代劇モノ。 舞がついてる通り、石原真理さんと夏木マリさんが踊る。何もない場所で唐突に。通常場面に差し込む意図がわからんけど、美しいからよし。
前作で下っぱの庶民を熱演していた竹中直人さんが出演していますが、こんなマイナーな作品(失礼)に怪演っぷりを発揮。同監督『吉原炎上』での役柄も気になる所です。
…いやいや、お目当ては故・萩原流行氏なんですが、マリさんの手下だとモロ『里見八犬伝』とカブってしまって集中できない…いいんですよ、妖しさがなくても。あの役、強烈過ぎるよね(笑)