トムヤムくん

キル・ユア・ダーリンのトムヤムくんのレビュー・感想・評価

キル・ユア・ダーリン(2013年製作の映画)
3.1
詩人アレン・ギンズバーグとルシアン・カーは、文学界に新たな革命をもたらそうと意気投合するのだが…。

詩的な台詞、抽象的なストーリー、耽美的な世界観。主演の2人が美しく、音楽も良い。不気味な雰囲気や、セピア色の画面、ダークな演出がお洒落で、観ていて全然飽きなかった。

ただ自分に学がなさすぎて、あんまり世界に入り込めなかったのが痛手すぎる。そもそもアレン・ギンズバーグが何者かすら分からないし、文学にも詳しくない。しかし、上記を見ても分かる通り、しっかりと作られていた分、上っ面な部分しか評価できないことにもどかしさは感じた。でも、この作品は“わかる人にはわかる”。それでいいんだと思う。