不二子

キル・ユア・ダーリンの不二子のネタバレレビュー・内容・結末

キル・ユア・ダーリン(2013年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

観方に失敗。思いもよらない展開に戸惑いを隠せずうまく良さを感じ取れなかった。


かっこいいダニエル・ラドクリフが出てること以外、何も知らないままで鑑賞。少し勢いに取り残された感じがする。

最初の頃の大学で誰よりも開放的で奔放とした性格のルシアンと出会い、青春を謳歌してるシーンはすごく好きだった。ドキドキもするし、何となく年齢も自分と近いし。

ただ、途中から展開が少しずつ変わってゆき、どうしても話についていけなくなってしまった。このねっとりした感じがいい所でもあるのだろうが、私の観方が悪かったのだろう。

実話だそうだが、アレンにとって悲しい終わり方だった。アレンは好きな人に初めてを捧げることが出来ず、それでも思い続けたのに、ルシアンがまさか女の人と結婚をして、捧げた詩集から名前を消してくれって言われるなんて。不憫すぎる。

タイトルが日本語の発音ではダーリンだが、英語の綴りだとdarlingsになってる。つまり、愛おしい人を2人以上失ったということ?このタイトルの視点はきっとアレンからルシアンへの視点なんだろうが、アレンは果たして(本当の意味でなく)殺して欲しいなんて願っていたのだろうか。もう少し自分なりに考えたいところ。

あと、母親の話が中途半端に絡んでいない気がしたのが残念。

ラドクリフとデハーンがかっこよかったのでまた時間を置いてきちんと考え直して観たい。
不二子

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