タイトルとパッケージの写真で100%韓国映画だと思って見始めたらなんと中国映画だった…
中身は良くできたフィルムノワール
関わりあった男性が次々と悲惨なことになっていくファム・ファタールと彼女に魅入られてしまった元刑事の物語
ここでの運命の女は悪い女ではなくいかにも薄幸な未亡人、言い寄ってくる男を強くはねのける気力さえない何事も諦めてしまったかのような面持ちの女性を演じるグイ・ルンメイにこちらも惹かれてしまう
話の筋がなかなか見えてこないのは本家のフィルムノワールと同じなので着いていくしかない
照明の色使いが独特で中国の地方都市の夜の雰囲気を原色で鮮やかに表現している
原題は「白昼の花火」
なんとも言えない余韻を残す好みのタイプの作品だった