フェミ研ゼミ

ブラインド・マッサージのフェミ研ゼミのレビュー・感想・評価

ブラインド・マッサージ(2014年製作の映画)
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盲目の人間にとって目が見える人間は魔法使いのようなものだ。自分には見えない世界がみえるのだから。
というようなセリフでハッとした。
それから彼らは美しいものの例えとして、料理を使っていた。豚の角煮と同じくらい美しい。とか。
そうか視界というものがない彼らにとって美しいという概念はそうではない人たちとは全く異なっているんだと気づいた。
味、美味しいという感動こそが美しいんだな…とか。
美しい景色や、美しい造形を目の当たりした時のあのなんとも言えない感覚。それを知らないんだよな。
どう足掻いたって感じることはできないんだよな。
でも目に見えない何かを彼はしっかり見えている。
なんだかすごい体験をしてしまったな。
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