チョマサ

パズルのチョマサのネタバレレビュー・内容・結末

パズル(2013年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

撮影の構図が多かったり一コマずつ撮影して繋げたような編集など作りがかなり凝っていて、それを見るだけでも面白かった。
映画の小道具も多くて凝ってたのもいい。
内容は好きなんだけど、たぶんこれが受け付けないって人が多いと思う。
殺し方もグロイし、この手の物語が犯人を許すような方向に物語は進まない。徹底的に殺し合う報復合戦になってる。

もっとグロかったらよかったとも思う。音楽も内容に合わせて不快に感じそうな曲が多い。

縛り屋トーマス氏のブログで園子恩が監督したリアル鬼ごっこのエントリで山田作品の映画は原作から離れる程おもしろいとあったの思い出した。

柳下毅一郎氏がベスト10に入れてて、それで見たかった映画で、柳下氏はこの映画にコメントを寄せてた。以下映画のフェイスブックから引用。

映画『パズル』
2014年3月4日 ·
今週土曜日の初日に向けて、柳下毅一郎 氏(映画評論家)様からコメント頂きました!
「少女は解放される。
偽善と抑圧と屈辱ばかりの世界で、作り笑顔を強いられ、無表情でいなければ生きることさえ許されなかった少女はついに解放される。真っ赤に染まった世界で。その顔はこれまで誰も見たことがなかったほど美しい笑顔だろう。」
公開から1週間、各回満員になれば延長上映も確定されます!皆様、是非劇場にお越し下さい。(その際は、JR渋谷駅の広告を横目に見て、タワーレコードの看板で写真をパチリ、そして劇場に来て、震撼してください…。
http://www.puzzle-movie.jp/

この映画は最後の場面までの日数をカウントダウンがあるのだけど、上記のコメントを踏まえると中村が報復を完遂して解放されるまでのカウントだったのかもと思った。

この映画に限らず殺害場面や拷問場面を生中継して町の人々に見せるのはテロリストっぽいなあと思った。この映画の場合中村と湯浅が伝えたかったのは、復讐してやるってことだったんだろうけど暴力的だよな。
チョマサ

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