アキラナウェイ

ターザン:REBORNのアキラナウェイのレビュー・感想・評価

ターザン:REBORN(2016年製作の映画)
3.3
スウェーデンが生んだイケメン俳優一家スカルスガルド家。その兄弟の中でも最もカッチョいい(個人の感想)、アレクサンダー・スカルスガルドを久々に観たくなって鑑賞。

そしたらさぁ、これ「ターザン」の後日談だった。しまった「ターザン」観てないよぅ。「ジャングルの王者 ターちゃん」しか知らん。

ジャングルで動物達に育てられたターザン(アレクサンダー・スカルスガルド)が人間の女性ジェーン(マーゴット・ロビー)と結婚した後の話。

ターザンは、父の名を継ぎジョン・クレイトンと名乗り、英国貴族として政府からも一目置かれる存在に。ある日、彼は外交の為コンゴへ赴く事に。それは久々の故郷への帰還。しかし、それは彼に仕掛けられた罠だった—— 。

ちょ、待って。

ターザンがロンドンに住んで10年という英国貴族とか全然頭がついていかない。「ターザン」の話は知っている前提で進むので、どんどん進むストーリーにぽかーん。

もう、これは全く新しい「ターザン」じゃん!?あ、だから"REBORN"なのか…。

しかし、ジャングルに戻って…

本 能 覚 醒 ! !

四つん這いで走り回ったり、蔦を飛び移ったり、観たかったジャングルの王者を堪能。アレクサンダー・スカルスガルドの筋肉が、もう貴方は彫刻だよ仁王像だよ。

サミュエル・L・ジャクソンやらマーゴット・ロビーやら脇を固めるキャストも豪華だし、本作のヴィランはクリストフ・ヴァルツ。お得意のイヤ〜な悪役を憎々しげに好演。

VFXをこれでもかと駆使したアクションシーンは見応えあるものの、一部のシーンで画質が急に落ちる等、クオリティが不安定。木の上を走り、列車に飛び移るシーンのCGの出来が酷くて、他のシーンでは全く感じない違和感があったのは何故だろう。

野生児と英国貴族という二面性を打ち出した全く新しいターザン。その意欲は買うが、観たかったのは100%野生児のターザンな訳で。人間の暮らしに溶け込んでいる彼を観たい訳じゃないんだよなぁ。

筋肉とか動物が好きな人にはおススメ。