にょいりん

日々ロックのにょいりんのレビュー・感想・評価

日々ロック(2014年製作の映画)
2.0
この映画は主人公の冴えないロックバンドに、トップアイドルのヒロインが惚れ込む所からストーリーが展開してゆきます。
ただ、その主人公達のバンドに最後まで魅力を感じる事ができませんでした。

映画の途中でヒロインの熱烈な推薦を受けて主人公達のバンドを観た敏腕プロデューサーが言った、
「曲も歌詞も普通だし、演奏も下手だし、なぜあの子が貴方達に入れあげるか分からない」
という台詞がまったくその通りでした。

普通に会話する事すら難しいぐらいの濃いキャラクターである主人公で、会話シーンもイライラする程なのに、曲も演奏シーンも割と普通なので、なんの為のそのキャラクターなんだ!っと思いました。

ただ最後の嵐の中の演奏シーンは、シチュエーションにはグッと来るけど、もっと振り切った演奏シーンを観たかったです。

ロックの逆にあるように描かれているヒロインの二階堂ふみさんがアイドルとしてperfumeの様な曲を歌うシーンが、音楽的に一番グッと来てしまいました。