オノタク

アメリカン・スリープオーバーのオノタクのレビュー・感想・評価

4.2
青春という神話

そのたった一夜が、人生の全てであるような。

キラキラしたような一夜というわけではなく、”ただの若者”が自分の内から不思議と湧き出る感情の答えを探す。

リアリティを追求したとも言い難く、セリフは少なく沈黙で語る。一挙一動は特別でもないのに詩的な意味が宿るというか、思春期の、それこそ神話的な尊さを強調するような空気感。

撮り方にしても、色合いにしても、音楽にしても、どこか落ち着くようでどこにあるかはわからない、切なさを感じた。

この映画観たらこんな感じに語りたくなるね。
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