うえの

アメリカン・スリープオーバーのうえののレビュー・感想・評価

3.6
デトロイト郊外の各地で行われるスリープオーバー(お泊まり会)にて何かドキドキすることを求め、夜の街を彷徨う若者たちを描いた青春群像劇。

アメリカの新学期や新生活のスタートがこっちでいう夏休み明けの時期らしく、歓迎会や親睦会などの意味を込めて、実際にその時期には各所で若者たちがスリープオーバーを開いているらしい。

めっっっっっちゃ羨ましくない????
すっげぇニヤニヤしたんだけどあの感じ!
(当レビューを書いた当時の私は25歳のオッサンです)
夏の終わりの切なさやら物悲しさやら漂う中で何か楽しいこと、素敵なこと、を求めてみんなでお泊まり会をする。観た感じ高校生くらいの年代もやっているみたい。
いいなああああああああああああああ
(当レビューwry)

スリープオーバーなんて子供っぽい!といって年上のお兄様お姉様方が集まる水上パーティーに出かけるマセっ子の少女とその親友、スーパーですれ違ったブロンドの美少女に一目惚れし彼女を探し街を彷徨う少年、いい歳こいて昔自分に好意を持っていたという双子に会いに行く青年、主催の女友達の彼氏を奪おうとする気の強いビッチなどなど。
全員が全員関係するわけでなく、各所で各々の想いで行動する少年少女が主人公。
個人的には双子を探しに出かける青年の話が好き。何故なら1番歳が近いから笑。
ようやく見つけた双子をヘタクソな誘いで散歩へと誘い、学校を飛び出すシーンの爽快感は異常!
双子のどっちが自分のこと好きでいたのかさりげなく探る情けなさにも共感笑。

とりあえず羨ましいが詰まってる作品。
インディー映画だからなのかわからないけど画の質感が少し荒っぽくてすごくいい味出している。しかし先に同監督の「イットフォローズ」を観たからシーンのどこかに“それ”が映っているのではないかとソワソワした笑。
うえの

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