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四畳半襖の裏張りのcamusonのレビュー・感想・評価

四畳半襖の裏張り(1973年製作の映画)
2.5
海外では「The World of Geisha」のタイトルでそれなりに有名なようです。
(本作の日本語版wikipediaはありませんが、英語版wikipediaはあります。)

「初会の客に気をやるな」という掟があるにもかかわらず、
客にイカされてしまう芸者が、あな恥ずかしとよがるシーンを中心に、
熟年の芸者、まだ若く客を取る前で鍛錬中の芸者、
恋人が兵役でなかなか逢えずに肉感的な芸者
などなどが織りなす情景を描いていきます。

全体的に、そこそこリアルな感じなので、
芸者の世界というのはこういうものなのかと興味はそそられますが、
琴線に触れるもの、心踊るものがありませんでした。

主役の宮下順子は可憐なものの、
寝床のシーンが一本調子なので、もういいよと思ってしまいます。
そこを他の芸者のエピソードで上手く補っているというか、
何とか持たせてるというか。持たせ切れていないというか。

相手の男にこれと言った魅力が見いだせないのも何だかなという感じで、
逆にそれだけすごいテクなのかと勘ぐれなくもないわけですが何だかな。
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