神代辰巳監督の日活ロマンポルノ時代の代表作。
わいせつ裁判で有名な「四畳半襖の下張り」の映画化と聞いて、どれだけエロいのか、と思いましたが、AVとか見慣れた目にはソフトです。
舞台は大正七年
袖子…
☆廓のセット、芸妓や幇間の所作、帳場や座敷の小道具など1973年のにっかつでは、しっかり再現できたんですね。
☆ミニ群像劇(宮下江角パート/絵沢芹パート/丘粟津パート)のマルチプロットで、それぞれが…
永井荷風 X 神代辰巳。あでやかな様式美。エロスと諧謔。エクスタシー 対 軍国主義、官能と大正デモクラシー(「じゃあ、ふたりの中を取って、デモクラシー、ちょっとだけ」)。宮下順子 X 江角英明・・・…
>>続きを読む置き屋のバトル。順子さんと英明がずっとまぐわってる。絵沢さんが裏で場を掌握する。並走する人力車のドリーが凄い。最期はもう大正とか関係なく、自動車が映り込もうが走る動作こそが命。芹さんが汗だくでやって…
>>続きを読む終わり方やべーそこで終わる??って驚いたけど、寸止めされるとまだ続きがあるかもしれないと思わせられていいかも。ハエ取りだったり笛吹膣トレだったり号泣セックスだったり笑わせてくれてありがとうございます…
>>続きを読むロマンポルノというより、一見ポルノでありながら文芸作品と呼べる面白さ
というよりこれこそが神代作品の醍醐味であるのかも知れない(初なので)
すべてのカットが只者ではない画角と編集で、濡れ場からのカッ…
filmarksで「四畳半」と打つと某森見作品ではなく、この作品のほうが上に来るのが滑稽。
毛品のある下品さ。同時にいろんなことが起きてるとそれだけでおかしさを覚えるのは、映画的視覚体験は基本あり…
ブルーフィルムのように個人的な場所においてでもなく、DVDやエロ動画のように開始時間の概念すらない媒体でもなく、いわば決まった場所で決まった時間に決まった番組、しかも中身が10分に1回の濡れ場の反復…
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