クモ怪人

いま、輝くときにのクモ怪人のレビュー・感想・評価

いま、輝くときに(2013年製作の映画)
3.7
いるの?運命の人って…
ハイスクールの卒業を控え、同級生同士が甘く切ない恋に落ちる。青春はいいなぁと言いたいけれど、きれいで美しいだけのラブストーリーではない。しっかりと人物像や心の機微を描いている。

軽薄そうで口の上手いスケコマシが今を生きる。今が最高ならそれでいい。傷つきたくないから踏み込まない。適当なところで折り合いをつける。高校生なのにアルコールに依存し感覚を麻痺させる。付き合う女子との将来像を描く気にもなれない。

緑が多く、陽光が差し込むような映像が爽やかでいい。ジャケも緑色で占められてセンスがいい。小鳥のさえずりが聞こえてきそう。レンタル店でのジャケ借りも多いに違いない。色々な解釈がありそうなラストの雰囲気もいい。
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